南房総うまアジグルメ 3年目に向けてメニュー開発試食会を開催
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千葉県南房総市で、地元の魅力的なグルメ「南房総うまアジ」をもっと広めていくための新メニュー試食会が10月23日に開催された。
南房総で1年を通して入手しやすく、「なめろう」や「さんが」などの調理方法で古くから親しまれているアジ。アジを主役の食材にした名物をつくることで、地域経済の活性化と観光消費額の増加をはかる取り組みで、2023年3月に第1弾としてスタート。今年は17施設に増えて第2弾メニューを販売し、2,116食も出る結果となった。2025年春には第3弾として22施設まで増やし、さらに新メニューを披露する予定となっている。
また、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化として継承していく取り組みを推進する、文化庁の「100年フード」に、「南房総地域のアジ文化~なめろう、サンガ焼き、たたき、お刺身~」が認定されたことを受け、アジの文化や歴史、知識などを語る「うまアジマイスター」を育成する取り組みも行っている。
試食会では、施設の方が実際に作った料理を披露。大きさの違う「アジフライ親子盛り」や、アジと千倉産ハーブを使用した「アジのラグーソースパスタ」、片手で持って気軽に食べられるよう、焼いたアジを白米とのりで巻いて揚げた「うまアジフライ棒」、豚肉美味しさとアジが合うように作った「房総アジ極みシュウマイ」など約20種類のメニューが発表された。
南房総市観光協会の鈴木洋一副会長は、「今回3年目を迎えて22業者に増えた。非常に進化した所を見て頂いて、事業者さんの創意工夫が素晴らしい。是非期待して頂きたい」と述べた。
今後、今回の試食会で集まった意見をもとにメニューをさらにブラッシュアッブし、来年4月9日にお披露目を予定している。