“自分の嫌な部分”を認めることが、”嫌い”を減らす第一歩【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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投影とは

『相手の苦手なところ』は『自分の嫌なところ』

"相手の苦手な所"というのは"自分の嫌な所"で、"自分の苦手な所・嫌いな所"を、その人に映し出している・・これを心理学では『投影』と呼んでいます。

自分の嫌な部分を認めることが『嫌い』を減らす

人は自分の中にある"嫌いな所・許せない部分"を無意識に抑えようとする心の働きがあって、それと同じものを持つ相手を"否定"しようとするそうです。
ですので"自分の嫌な部分"を認めることが、"嫌い"を減らす第一歩になるそうです。

整合性を持たせようとすると…

自分にとって"苦手な人・嫌いな人"でも、他の人からするとそうでない場合があります。
逆にその人のことを良く言う人もいます。
人間は一度、その人のことを"嫌い・苦手"と思ってしまうと心がその考え方に"整合性"を持たせようとするそうです。
例えば"おはよう!"という元気な挨拶にしても、自分が好きな相手なら"今日も明るくてイイね!"と思いますが、一度"嫌い"と思った相手だと、"朝からうるさいな"と感じてしまうそうです。

適切な『心の距離』を置くようにする

こういう心理があることは分かりましたが、だからと言って苦手な人や嫌いな人がどんどん増えてしまうと、気づいた時に孤立してしまっている場合があります。
"あの人もこの人も嫌い"と言う人の周りには、逆にイイ人も近寄って来ないそうです。
それではどうしたらイイのか?と言いますと、その相手と適切な"心の距離"を置くようにすることで、相手を嫌う気持ちや感情をコントロール出来るようになるそうです。
嫌いな人・苦手な人を、頑張って好きになるというのは、なかなか難しいものですが、"心の距離"を置いたり、"その人の嫌いな所が、自分の中にもあるのかも・・"と考えるだけで、相手への感情は変わってくるそうです。

そして、"自分が苦手だなと思う人は、実は相手もあなたのことが苦手です"ということも頭に入れておくと良いそうです。

(2016/4/13放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
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