瀬戸内寂聴「自分と違う」という理由で人を差別してはいけません
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1663回 いろんな人がいるのが世の中です。「あの人はああいう性格だから」とか、「あの人とは一緒にいられない」と、自分と違うという理由で差別してはいけません。どんな人でも仲間だと…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1663回 いろんな人がいるのが世の中です。「あの人はああいう性格だから」とか、「あの人とは一緒にいられない」と、自分と違うという理由で差別してはいけません。どんな人でも仲間だと…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1662回 私達は、多かれ少なかれ必ず人生の岐路に立たされます。その時、人に相談しても結局、他人は他人です。後悔が無い選択をするには、自分で決めるより他ありません。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1661回 随所に主と作(な)れば、立処(りっしょ)皆真なり これは『臨済録』の中にある禅語です。自分の置かれた場所で一生懸命努力すれば、そこに真の生き甲斐が見出せるという意味で…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1660回 人の心は荒んでいるのに、自然はどうして秩序を守っていられるのでしょうか。自然の美しさは、心に愁(うれ)いや痛みを抱えているほど、心に浸み込んできます。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1659回 身の上相談に来られる方は、夫や恋人、姑などの悪口を言います。人に聞いてもらうと気持ちが収まるから、信用できる誰かに溜めている心の不平を話すといいですね。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1658回 自分が嫌い、なんて言わないでください。この命は私ひとりの命。自分が嫌いになったら、たったひとつしかない命に対して申し訳ないと思いませんか? 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1657回 いじめは、みんながもっと団結すればなくなります。見て見ぬふりをするのはやめましょう。世の中を変えるために、ほんの少しの勇気を出してください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1656回 慈悲とは、神仏が衆生(しゅじょう)を愛するような無償の愛です。仏様は凡夫の我々に、すぐ慈悲に至れとは教えません。どうか仏様の慈悲の存在を忘れないでください。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1655回 人は、わくわくする心を失うと一気に老けます。自分のしたいことをすればいいのです。他人の視線や言葉にくよくよするのは意味がありません。時間がもったいないですよ。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1654回 作家・岡本かの子の「何事にも切れっぱしの情熱で向かうな」という言葉が私は好きです。恋愛にも仕事にも全身全霊でぶつかれということです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1653回 作家・坂口安吾は、「人間は死ぬものだから、その宿命を踏まえて、生きている間はしたいことをしろ」と言いました。私はこれからも、もっと挑戦的に、もっと反抗的に、安吾の精神…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1652回 人間は、自分が社会に、或いは誰かに必要とされ、需(もと)められているという自覚なしには淋しくて生きてはいけません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1651回 人を愛することは傷つくことでもあります。傷つくのが怖くて人を愛せないという人もいるでしょう。でも、傷ついてもなお愛することこそが「生きる」ということです。 瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1650回 私がクモ膜下出血になった時、二年間、玄米菜食にして治しました。血管の病気は血液がドロっと濁って流れにくくなるから起こります。それをサラサラにするには食生活の見直しが効…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1649回 人は自分の体質や情緒の方向によって、自分にふさわしい生き方を選び、それが間違っていたと気づけば何度でもやり直せばいいのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1648回 「自分はどうしてもてないんだろう」という相談を受けますが、大抵、その人は自分のことばかりを考えています。他人の気持ちを想像し、思いやる心を持つように心がけてみてくださ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1647回 人間、好きなことを仕事にするのが一番の幸せです。うまくいかないこともあるでしょう。でも、好きなことをして苦労するのは当たり前。好きなら、その苦労に耐えられます。 瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1646回 生きている証拠は、心のときめきにこそあります。いつもと違う時間に家を出る、違う道を歩いてみる、それだけで日常が変わりますよ。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1645回 人間と人間の関わり方が大切です。理屈で説明するのではなく、自分の全身全霊の熱を与えて抱きしめることができれば、相手の心がどんなに頑なであっても、きっと打ち解けてくれる…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1644回 我慢するということは相手を許すことです。自分も誰かに許されて生きているのだから、大抵のことは許さなければいけません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1643回 くよくよしてどうしようもない時は、私は今、自分の心、自分の見栄にこだわっているなと振り返ってみてください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1642回 人とうまく会話できないと悩んでいるなら、とりあえず思ったことを文章に書いてみましょう。書き出すと自分の気持ちが見えてきて、口に出しやすくなりますよ。 瀬戸内寂聴 撮影…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1641回 好きな仕事、やりたい仕事を続けていくと、必ず前に立ちはだかる存在があります。それは上司や同僚かもしれませんが、態度はいつか変わります。グズグズ言わないで、不平を言う前…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1640回 長老、愚老、快老、老衰、老苦、向老期……、老いにまるわる言葉は様々です。見え方は人それぞれですが、加齢は防ぎようもなく、生きているすべての人に襲いかかるものです。 瀬…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1639回 大切なのは、好奇心と想像力です。好奇心がないと人生がつまらなくなり、生きている喜びもなくなります。想像力がないと、他人の悲しみや苦しみ、痛みがわかりません。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1638回 人は一人では生きられないから、人の造る社会に生きています。他者に迷惑をかけない言動は人間としての礼節で、他者の自由を認めるということです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1637回 人が生きていく上で人間関係の悩みはついてまわります。しかし、人を「好き」と思う前にまず「嫌い」と思うのは損なことです。自分で拒否しないで、徐々に「好き」の範囲を広げて…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1636回 孤独に甘えず、孤独を飼い馴らし、孤独の本質を見極め、自己の孤独から他者の孤独へ想いを広げるゆとりを手に入れたいものです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1635回 不便というと悪い印象がありますが、不便だからこそ昔は忍耐強い人間が多かったと思います。今は便利になって忍耐を要する場面が減りましたが、それでは人間が成長しないような気…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1634回 お地蔵様の御誓願には「代受苦(だいじゅく)」の誓いがあります。己が他者の苦しみを代わって受け、救いに導くということです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 …