瀬戸内寂聴 人がどう言おうと勝手です
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1633回 人がどう言おうと勝手です。そんなことにいちいち振り回される必要はありません。その人が税金を払ってくれるわけでもなし。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1633回 人がどう言おうと勝手です。そんなことにいちいち振り回される必要はありません。その人が税金を払ってくれるわけでもなし。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1632回 誰も人を愛したことがない人はかわいそうだと思います。優しい人は、たいてい愛で傷ついた人です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 寂庵…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1631回 人付き合いには想像力が必要です。「あの人イヤだな」と思った時は、相手もあなたに対して同じように思っています。「他は己ならず」。他人は自分と同じではありません。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1630回 みんなが嫌がることを進んでそっとやれる人、そういう人が社会には必要です。自分が生れた国に生きているすべての人が幸せに満ち足りて生きるように願い、行動する。それが愛国心…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1629回 気分転換は大事です。私はきれいな包装紙を取っておいて小さな袋を作ったり、万華鏡を覗いたりします。旅に出なくても、小さな楽しみで気分転換は十分できます。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1628回 あらゆる芸術作品は、作者が無名の時代に尊いものがあるように思います。無心になって作ることに熱中している時、何か人力以外の力が加わって、美の不思議を生み出すようです。 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1627回 自分がいて周りの人の心が温まる。自分のできる範囲の力で誰かを助ける。そういうことのために、私達はこの世に送られてきたのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1626回 「自分なりの物差しをもちなさい」というと、「わからない」と答える人がいます。しかし、物差しは自分で作るのだから、勝手に決めさえすればいいのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1625回 他人の悲しみを悲しみ、他人の喜びを喜ぶ、それが思いやりです。愛です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 寂庵コレクションVol.2 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1624回 不運に見舞われた時、我慢強く耐えられる人は、どこかのんきで陽気な面があり、根明で剽軽(ひょうきん)です。笑う門には福来る。無理にでも笑って明るくいることが、幸運の連鎖…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1623回 愛するために、幸福になるために、誇りを持つために、自分を磨く努力を惜しまないように。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 寂庵コレクシ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1622回 今できることから始めましょう。困っている人がいたら声をかけるとか、落ちているゴミを拾うとか、なんでもいいのです。今すぐ始めましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1621回 いたわりの言葉を、素直に照れずに口にすることも愛です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 寂庵コレクションVol.2 『あなたは、大…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1620回 早朝、寂庵の庭から東山の峯に昇る朝日を眺めると、澄明な紅さが美しく、神々しい中にもやさしく親しみやすさがあって、合掌せずにはいられません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1619回 勝負は時の運です。とにかく全力で自分の目的に挑むということが、何よりの生き甲斐です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 寂庵コレクシ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1618回 「絶対にもう立ち直れない」と思うほどの絶望に襲われても、生きる力は少しずつ戻ってきます。あなたの生命力は、それほど豊かで強いのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1617回 未来に愉しい予定があるというのは幸せなことです。それを幸福と呼びます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 寂庵コレクションVol.2…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1616回 人をうらやむ気持ちは、一番情けないものです。友達に嫉妬するぐらいなら、がむしゃらに頑張ればいいのです。うじうじしていても何も始まりません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1615回 怨みを忘れられずにいると、怨みの毒素が体にまわって、体も心も蝕まれてしまいます。限りある人生を有意義に、幸せに生きるには、怨みの感情に囚われてはいけません。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1614回 「人の消息を問ふことはなし 年々また年々」と良寛は残しています。孤独の究極に自分を置くことで、詩魂も禅魂も澄みきっていたことがよく伝わってきます。 瀬戸内寂聴 撮影:…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1613回 自分が味わったことのない苦労を想像するには限界があります。困っている人の役に立ちたいと思うなら、想像力を常に豊かにしておかなければなりません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1612回 人間は生まれた以上、誰にでも幸福になる権利があります。この世にたった一人しかいない自分という存在を、まずあなたが認め、そして褒めてあげましょう。そうすれば、心に平安が…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1611回 かつて、私は文学塾を開講していたことがあります。塾生には、自分の才能を信じよ、好きなことを仕事として選べ、本物を見る目を養え、世界と自分という立場でものを考えよ、と教…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1610回 恋人がいたり、子供がいると度胸が座ります。大事な人が死ぬのは、自分の死よりも怖いことだから覚悟が決まるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1609回 「せりなずな 御形 はこべら 仏の座 すずな すずしろ これぞ七草」と古くから詠(うた)われています。新春の若芽を食べることで新しい生命力を得、無病息災を願ったそうで…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1608回 嫌だと思っても歳は取ります。昨日までなかったシミやシワが出てくるのは当たり前で、仕方のないことです。受け入れましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1607回 新年という言葉は、旧(ふる)い年の死を認めるのではなく、過ぎた歳月の灰の中から甦る新しい年の誕生に、未来の夢をかけたのでしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1606回 日記も真っ白、心も真っ白。真っ白のページに私達は何を書き込んでいくのでしょう。今年経験するすべての未知の出来事を。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1605回 作家の林芙美子は、新年を迎えることを「風が地球を廻したにすぎない」と表現していました。この宇宙的な表現が、少女の頃の私の好みに適(かな)って、今も尚、お正月になると思…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1604回 手のつかぬ月日ゆたかや初暦(はつごよみ) 新しい年を迎えるごとに、私はこの吉屋信子さんのすがすがしく豊かな句を想い浮かべます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内…