瀬戸内寂聴 欲望が大きくなるから腹が立つのです
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第675回 自分の欲望が肥大して、その欲望を全部満たそうとするから腹が立つ。だけど、欲望が小さければ、ああ、これで十分、と思うでしょう。だから仏教は欲望を抑えなさい、と教えています…
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【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第675回 自分の欲望が肥大して、その欲望を全部満たそうとするから腹が立つ。だけど、欲望が小さければ、ああ、これで十分、と思うでしょう。だから仏教は欲望を抑えなさい、と教えています…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第674回 自分は健康でも、健康でない人はどんなふうに不便でつらいかなあと思って想像してください。相手がどうしてほしいかと考えてみてください。それだけであなたは菩薩様ですよ。 瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第673回 思えば私の生き方は、いつでもはからいの外の何かにうながされて突如の行動を繰りかえしてきたように思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第672回 相手が変わらない時は、自分が変わるしか現実を変えることはできません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 『愛することば あなたへ』 瀬…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第671回 人間の定命(じょうみょう)は生まれたときに定められています。定命の尽きるまで、明日も生きられると信じて、その夜の夢を見たいものです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第670回 作家・坂口安吾の好きな言葉は「イノチガケ」でした。私は安吾に触発されて、いつでもどこででも「イノチガケ」で生きてきたのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第669回 仏教でいう「因縁」とは、よい因に結びつく縁を得て、更によい果に発展するという、明るくたくましい思想なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第668回 よく「どん底から這い上がる」という表現をしますが、本当のどん底なら、少しずつではなく、いきなり羽ばたくように人生の光景が変わるものです。希望を持ちましょう。 瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第667回 私は自分が強いから、なよっとした駄目な男を好きになります。それで失敗したなと思っても、また同じような人に惹かれる、それを繰り返して今に至りました。バカね。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第666回 長い一生を見れば、どんな人もいいことや悪いことに繰り返し見舞われます。雨のあとには、きっと青空が現れます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第665回 お金というのは放さないと入ってきません。貯めることばかり考えている人は、かえって貯まらないものです。昔の人はお金を「おあし」といいました。お金には足があって、歩いたり走…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第664回 作家の宇野千代さんに「書けても書けなくても、必ず一日に一回は机の前に坐りなさい」と言われました。努力の積み重ねが大切なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第663回 人間の一生という限られた時間の中で、できるだけ自分の才能の芽をひきだし、極限まで大きく育てるには、人の何倍も働かなくてはならないと、若い頃の私は考えていました。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第662回 人生の幸運、不運も、考え方の視点をちょっと変えれば、案外逆だったりすることもあります。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 『愛すること…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第661回 人に対して腹が立ったら、まず一晩寝ましょう。一晩眠ると、翌朝は「何だ、ばかばかしい」と思うようになっていて、気が楽になります。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第660回 非力な私たちは、苦悩のどん底では、み仏にすがって、この苦しみを救いたまえ、愛する者の病苦や心苦を救いたまえと、身を投げだして祈るしかないのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第659回 この世をよりよく生ききるとは、出世を望んだり、栄華を望んだり、名声を気にしたりすることではありません。いかに真剣に自分を見つめ、自己を知り、他人を利することに努めるかと…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第658回 私が得度して得たものは、最高の心の自由だと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 『愛することば あなたへ』 瀬戸内寂聴 光文社…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第657回 この世の中には、私たちの人知では測り知れないことがいろいろ起こります。しかし、「人間は本当に無力だ」と実感した時にこそ、神や仏を近くに感じることができるのではないでしょ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第656回 夫の浮気も、子どもの不登校も、必ず原因があります。相手の心に起こっている不満や不安に、鈍感になっていませんか。まず、自分を反省してみましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第655回 経済的に自立し、男に養ってもらう必要のない女性は、結婚しようとしまいとまったく自由です。女性の結婚のチャンスは十六歳から死ぬまで可能なことを知っていればいいのです。 瀬…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第654回 この不条理な世の中で、私たちが「生きている」とときめくのは、異性でも同性でも誰かを愛していると実感した瞬間ではないでしょうか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第653回 人は、多く愛することによって多く苦しむのかもしれません。でも、多く赦(ゆる)すことも学びます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 『愛…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第652回 人を羨(うらや)んでも仕方がありません。長い目で見れば、誰の人生も大差はないのです。死ぬというゴールに向かって、みんな走っているのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第651回 仏教では、人生の不条理に耐え、平常心を忘れない心を持つことを「忍辱(にんにく)」といいます。苦しみに耐えて辛抱することも修行の一つなのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第650回 今、幸福でも明日どうなるかわからないのが人生です。いつどんなことが起きても、自分で生きていける自信を持つことが大切です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第649回 生きるということは、わくわくどきどきすることです。諦めないで、好奇心を持って生きて下さい。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 『愛する…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第648回 つらいことがあったら我慢しないで泣くこと。そして、一日に一度は何か笑える事柄を見つけること。赤ん坊の顔を見たら自然に微笑みますよね。可憐な花のたくましい命を見つめて頬を…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第647回 自分の仕事を愛せない人は駄目。嫌々やることでいいことなんて何もありません。もう今はこれしかないと思ったら、その仕事の良いところを見つけて愛することです。 瀬戸内寂聴 撮…
「また花が咲きますよ、根がしっかりしているから大丈夫。見返してやりなさい」 この言葉の初出は小保方晴子と瀬戸内寂聴が対談をした「婦人公論」(6月14日号)の特集でのもの。この対談は大きな反響を呼び、月2回刊行の雑誌にもか…