リオオリンピック・柔道女子57キロ級で銅メダルを獲得した松本薫選手に、ニッポン放送の垣花正アナウンサーがインタビューしました。
垣花正アナウンサー(以下垣花) スタジオには漫画家のやくみつるさんがいらっしゃいます。
やくみつる(以下やく) おめでとうございます。明日、新聞で大きくに報道されると思いますが、「松本、○○の銅」と見出しが来ると思います。そこの「○○」にご自身が記者だったら何という言葉を入れますか?
松本薫(以下松本) 「松本、執念の銅」です。
やく 一回気持ちが切れかかったところを戻されたとおっしゃっていましたものね。体力的にもその前のフランス戦でだいぶ消耗されていましたしね。
松本 そうですね、ゴールデンスコアがけっこう長かったので。
垣花 松本選手はドラゴンボール好きとして有名ですが、もし、孫悟空から言葉をかけられるとしたら、今回のリオは何という言葉をかけられたいですか?
松本 ん~、「やっちまったなあ」と(笑)。
やく たぶん、柔和な顔をされておっしゃったんだと思いますね。その表情まで伺えるような感じです。
垣花 松本薫選手は試合の前とこのようなインタビューの時では表情がまったく違いますよね。
松本 試合の時は相手と戦うために闘争心の出た顔になっていますが、今はマイクだけで闘争心を燃やす相手がいないので(笑)。
垣花 我々の顔も見えませんしね(笑)。とにもかくにもお疲れさまでした。
松本 ありがとうございました。
写真提供:時事通信フォト、他