磐田移籍!「純粋にボールを追いかけたい」J1磐田・中村俊輔(38歳) スポーツ人間模様

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中村俊輔の磐田移籍というニュースに、新年早々、日本中のサッカーファンに衝撃が走りました。

中村俊輔

J1横浜Mから磐田への移籍が決まり、取材に応じるサッカー元日本代表の中村俊輔=8日、横浜市内 写真提供:時事通信

ジュニアユース時代も含め、横浜Mマリノスに13シーズン在籍した中村ですが、

「サッカーだけに向き合い、純粋にボールを追いかけたいと思った」

と意味深長な理由を語っています。そんなコメントを聞かされると、16年はそうではなかった? と考えてしまいますがなぜでしょうか。

14年から提携した英国、プレミアリーグマンチェスター・シティーの持ち株会社である、シティー・フットボール・グループが、編成面で大きな影響力を持つようになりました。クラブの株式を19.95パーセント取得。Jリーグのチームへ外資企業が本格的に出資するのは初のケースです。

グローバルなチームへ生まれ変わるのでは、と期待したサポーターとは裏腹に、練習施設やスタッフの見直しなど、選手からは不満の声ばかりが…。16年の年間順位は、7シーズンぶりに2ケタの10位。

当然、モンバエルツ監督が責任をとるのが筋というものでしょう。でも、シティー側が推す監督は残留。ベテランを切って、若返りを図る方針をより鮮明にしたのです。中村も38歳で、今年6月には39歳になる。

そんな中で、マリノスは1,000万円減の1億2,000万円のオファーを出したものの、自身を心から必要としてくれるのはどこか、という点で、中村は磐田移籍を決断しました。

磐田での年俸は8,000万円と推定されています。だから、「純粋にボールを追いかけたい」との話になる。要はお金では動かない、中村のサッカー愛がクローズアップされました。

再三のラブコールを送っていた名波監督。振り返れば、シーズン中から、磐田で俊輔をみた、という目撃情報が多数あり、中村も、「おれ、フランス人の監督と相性が悪い」と漏らしていました。

名波監督は、「サッカーは年齢ではない」といつも話しています。中村に対して、2年契約と背番号10を用意して迎えたのは、日本流のハートに訴える誠意の見せ方でした。

さて、磐田移籍が本決まりになると、大あわてだったのは、マリノスです。中村に対して、フロントは、「日本の宝」と言い、「最後は横浜へ戻ってほしい」と訴えますが、時すでに遅し。

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1月10日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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