元気になりました本当に良かった。

きのう9日、60歳の誕生日を迎えたラモス瑠偉さんが、ブログで、「皆様のおかげで無事に還暦を迎えることができました」と報告。あわせてスタートしたばかりのインスタグラムで、サッカーボールを操る元気な姿を披露しています。

異変があったのは昨年12月29日に自宅で脳梗塞を発症して治療を続けていました。

J2岐阜新体制発表記者会見で宮田博之社長(左)とチームスローガンを手にするJ2岐阜ラモス瑠偉監督(当時)20161221岐阜市　写真提供：共同通信社

サッカー界でも元日本代表監督のイビチャ・オシムさんや元横浜マリノス監督の木村和司さんがこの病に突然見舞われていますが、ラモスさんの場合は病状がわからず、サッカー関係者、ファンなどが心配していました。

盟友の松木安太郎さんが「会っていない」といえば、自称・一番弟子の武田修宏さんも「とにかく、心配です」と漏らすほどで、話は広がり、ラモスさんが倒れたことはブラジルでも話題になって、元日本代表監督のジーコさん、元ブラジル代表で政治家へ転身したロマーリオさんなどがお見舞いと、激励のメッセージを直接伝えようとしましたが、携帯電話がまったく繋がりませんでした。

実はラモスさん、以前からだいたい半年毎に電話番号を変更することでサッカー界では有名で、現在連絡をとれるのはごく一握りの人。
日本サッカー協会・岡田武史副会長がその1人で自身がオーナーをつとめるJFLのFC今治へ、回復を待ってチームアドバイザーとして迎えます。
岡田副会長は、
「『冗談じゃない。おれはリハビリなんかやらない。今、自主トレの最中だ！』と話していたよ。元気そうでホッとした。」
とのことで、先月医療病院からリハビリテーション病院へ転院したこともわかりました。

後遺症が残らず順調に回復したのは、ひとえに夫人のおかげという評判です。1984年に初音夫人と結婚。しかし2011年転移性肝がんのため52歳の若さで初音さんが急逝し「再婚はしない」と語っていました。
でも、縁あって20歳下の現夫人と知り合い再婚。交際はラモスさんが積極的で求婚したところ、3年待ってほしいと言われたそうです。その理由は、初音さんの三回忌をすましてからということでした。
2015年11月2人で墓前へ報告。もしラモスさんが独身でいたら発見が遅れていた可能性もあります。

さまざまな名コメントがありますが、忘れられないのは、「おれのテクニックは日本人から盗んだ。でも、ハートは自分で鍛えた。」です。強い気持ちで1日も早く、元気な姿を見せてください。

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