J2横浜FCの三浦知良がきのう23日、グアムでの自主トレを終了し、チーム練習に合流しました。
初の50代Jリーガーとなる三浦選手。大変な注目度で午前9時30分からの練習には在京テレビ全局、一般紙、スポーツ紙、通信社などが集結。これほどの注目を集めるサッカー選手は、残念ながら国内にはいません。
「去年の12月から今年1月まで31日間、グアムで自主トレをやりました。この間、休みはありません」
淡々と語った後、こんなこぼれ話がありました。
「グアムって、この季節、いろいろなアスリートがトレーニングを行っている。他競技の選手と一緒になる機会があった。アスリートとしての姿勢に刺激を受け、まだまだ…。もっと練習をしないといけない」
と痛感したそうです。下は10代から、上が60代のボートレーサーまでが表敬訪問に訪れました。
「今は体調がすごくいい。上半身、下半身のバランスが悪いから、いかにして全身の筋肉を動かすかを考えている。10代、20代の頃は、筋トレで筋肉が簡単にできても、今はそうはいかない」
とも。やはり、来月26日、50歳の節目を迎えることをかなり意識している様子です。
また、こんな話もしていました。
「チームの名鑑などをみると、苦笑いしてします。監督が年下で、コーチは30代。おれはまだ、49歳だけどね」
と前置きして、チームメートのフォワード、36歳の大久保哲哉を引き合いに出し、
「ジャンボ(大久保の愛称)と2トップなら平均年齢、43.5歳のフォワードだ」
もっとも、32年目のシーズン開幕までは、まだ1カ月以上あるわけで、これからの調整がカギを握っていることは間違いありません。昨シーズンも、フル出場した選手と比較すれば、ピッチに立っていた時間は6分の1程度。それだけに、
「毎年変わらないけど、1試合でも多く、1秒でも長くピッチに立って、1点でも多くとりたい。開幕までには8試合が組まれている。全部出ちゃおうかなぁ」
と語っています。
最後には、報道陣の求めに応じ、新横綱・稀勢の里へのエールまで。
「すごい重圧だと思いますけど、一生懸命、頑張ってください。おれは元横綱だけどね」
とユーモアを交えながらご機嫌です。
発言、行動、すべて愛される三浦知良選手、来月で50歳です。
1月24日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」