2月18日(土)19日(日)の2日間、横浜港大さん橋国際旅客ターミナルの岸壁を特別に開放して、地元の新鮮な野菜や地域の飲食店などが出店して「大さん橋マルシェ」が初めて行われました。
◆横浜港 大さん橋 国際客船ターミナル URL: https://osanbashi.jp/
横浜港の岸壁は、普段は関係者以外立ち入り禁止。厳しく立ち入りを制限されていますが、この日だけは入れるという事で、多くの人が引き込まれるように、【立ち入り禁止】と書かれた金網のドアに入っていきます。
岸壁では、神奈川県内で獲れる野菜や海産加工物などのテントやキッチンカーが並びました。
県内産品ゾーンには、タレント・出川哲朗さんの実家でもある海苔屋「つた金」を始め、プリンや、くだもの、パンなどのお店が出店。
全国産品応援ゾーンには、千葉・岩手・福島など、全国の特産品のお店が出店。
大学ゾーンでは、慶應義塾大学、東京農業大学、明治大学農学部、玉川学園大学、相模原女子大学の次世代を担う学生たちが、研究・発案したオリジナル商品の紹介と販売。
横浜中央卸売市場ゾーン&地産地消飲食ゾーンでは、神奈川漁連の皆さんが、神奈川で獲れる魚(本物)を展示したり、神奈川県食肉事業協同組合連合会の皆さんは、モツ煮込みやポークソテーを販売。
約100店が出店して、18日(土)は約1万1千人、19日(日)は約1万5千人の人が来場し、日頃入れない岸壁を楽しみました。
○国際港の岸壁を一般に開放したのはとても珍しい!!
今回のイベントで、何が目新しいのか!というと、国際旅客用の岸壁が一般の人に開放されたこと。
横浜港や神戸港を始めとした国際船が出入りする港は、船舶の安全性確保と、国際テロへの対策に関わる国際条約・SOLAS(ソーラス)条約によって、関係者以外の立ち入りが厳重に規制され、海からも一般の船が岸壁に接近する事を制限しています。
空でいえば、空港と同じですから、同じように厳しい入場制限があるんです。
しかし、急増するクルーズ旅客の受け入れなど、これまでとは違った新しいニーズが増え、港を観光や地域の活性化の核とした街づくりをしようと動きから、住民参加による地域振興の取り組みを継続的に行う「みなとオアシス」という計画が始まりました。
現在、全国93か所の港と地域が「みなとオアシス」に制定されています。
道路でいう「道の駅」のようなものと考えてもらえればいいと思います。
◆みなとオアシス全国協議会 URL: http://www.waterfront.or.jp/oasisu/list.html
そんな「みなとオアシス」に、2月16日横浜港が登録され、最初のイベントとして、通常、関係者以外立ち入りとなっている「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」の岸壁を、一部開放して、今回の「大さん橋マルシェ」が行われました。
だから、「大さん橋マルシェ」を楽しみながらも、多くの人は、日頃見たことのない景色をバックに写真を撮っていました。
○ 次回開催は、3月11日12日。11日には、釣りイベントも開催!
次回の「大さん橋マルシェ」の開催日は、3月11日(土)、12日(日)。
なんと、3月11日(土)は、大さん橋の歴史上初めて?!「大さん橋Fishing Challenge!」という釣りイベントが行われます。(*すでに募集終了。定期的な開催を検討中)
◆3月11日12日 横浜港大さん橋マルシェ
URL: https://osanbashi.jp/marchais.php
◆大さん橋FishingChalenge!
URL: http://www.kanaloco.jp/company/osanbashi_fishing_challenge20170311/
「大さん橋FishingChalenge!」は、定員100名の所に、倍の倍の倍の・・・というくらいの応募を頂いたそうで、抽選の上、参加者を決めるそうです。
ちなみに、昨年10月にプロ釣り師や識者による試し釣りでは、アジ、アイナメ、スズキなど沢山の魚が釣れたそうです。ちょっと時期は悪いのですが、沢山釣れるでしょうか?
当日は、赤レンガ倉庫が見える方向の岸壁で《釣り》、マリンタワーの見える方向で《マルシェ》を行う予定です。
3月、いつもは入れない「横浜港大さん橋の岸壁」で、春の訪れを探してみてはどうでしょう
(よこい みちひと)