高橋みなみと朝井リョウの決して交わらない恋愛観

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9日夜放送のニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、朝井リョウが、世の中で浸透している感覚とはまるで違う、独自の恋愛観について語った。

高橋みなみと朝井リョウの決して交わらない恋愛観

先週から新たにネット局が追加され、ニッポン放送をキーステーションに7局ネットとなった「ヨブンのこと」。
今回の冒頭は、収録前に高橋がたまたま口にしていた“水”の話から。子供の頃は、水といえば普通に蛇口から飲むもので、わざわざ水を買うという習慣はなかったが、高橋は二十歳過ぎた頃から水にこだわるようになったといい、気づけば水を買うようになり、軟水硬水を気にするようになり、浄水器を家に置き、朝起きたら白湯を飲むという生活を送っているという。

「水ってやっぱり偉大」と語る高橋だが、対して朝井は水に対するこだわりが全くなく、水に硬さがあるかどうかさえ分からないという。日頃は水道水を飲んでいるそうだが、高橋から「それって水道水の味するでしょ?」と聞かれると、「しないんです!」と即答。

朝井はふぐを食べたときにもタレの味だなとしか思わないほど、本人曰く“残念な舌”の持ち主だといい、水の味を分かろうともしない朝井に、高橋は納得のいかない様子だった。

しかし高橋から味の違いが分かることの幸せについて説かれると、その点については合意。「ファッションとグルメに興味がある人は、1日に起きる楽しみの量が多いんですよ。」と賛同の意を示した。だが結局のところファッションにもグルメにも興味のない朝井。

改めて高橋から「朝井さんの最大の楽しみはなんなんですか?」と聞かれても何も出てこず、「カッコつけ発言していいですか?」という振りから「やっぱり小説を書くことですかね」と気取った口調で答え、「うるせー」と高橋にツッコミを受けていた。

その後も「衣食住に興味がある人って毎日楽しい」と繰り返す朝井だが、高橋は、そんな朝井に聞きたいことがあるという。それは、朝井の“恋愛観”について。普段接している人たちには、その言動などから、その人のこだわりや相手に求めることがなんとなく見えてくるが、朝井にはそれが見えないとのこと。

その質問を受けて朝井は、あまり気は進まないながらも、自身の恋愛観について語り始めた。だがそれは、高橋に「人によって考え方捉え方あるんだな」というのを改めて実感させるほど、社会の常識とはかけ離れたものだった。

高橋みなみと朝井リョウの決して交わらない恋愛観

朝井:私の恋愛観が伝わりそうな話を1つ。また結婚式に関わる話なんですけど。

高橋:またかよ~、またかぶるじゃん前回と(笑)

朝井:結婚式で苦手なものの中で、まだお話していないものを1つ話すと、私が苦手なのが、新郎新婦の馴れ初めVTR。2人で行った場所が、2ショットでめちゃくちゃたくさん流れるじゃないですか。

朝井:それを見ながらいつも思うのは、恋人と一緒に行って楽しい場所と、その人じゃない人と一緒に行ったほうが楽しい場所というのがあると思ってるんですね、僕は。だからその人と海に行くのは楽しいけれど、山に行くのは楽しくないっていうパターンがあると思うんですよ。

高橋:あ~。

朝井:私はハロプロのライブに行くのが大好きなんですけど、そのときに付き合っていた人が全然ハロプロ好きじゃなかった場合は、ハロプロ好きな人と一緒に行ったほうが楽しいわけですよ。

高橋:そうね。

朝井:例えその人が異性だったとしても、私はハロプロ好きな人と行ったほうがいいと思うんですよ。興味がない人と一緒に行くより。

高橋:まぁね。

朝井:だから、あのスライドショー見てて思うのは、どこに行くにも恋人と行かなきゃいけないって思うことが、すごいツライんですよね。

高橋:そんなにインスピレーション受けなくて良くない?(笑)だって、ただただ2人が楽しい映像なんだから。

朝井:ただただ楽しい映像なんですけど、そこからそういうのを受け取ってしまうのが、私、小説家・朝井リョウなんですよ。

高橋:あはは、なんなの~(笑)

朝井:私は山全然好きじゃないんだけど、付き合ってる相手が山好きなら、別な人と行けばいい。それが異性だったとしても。

高橋:あ、朝井さんはいいの?じゃあもし場所が山じゃなくレストランで、「朝井さんと行くより◯◯君と食べたほうが楽しいから、◯◯君と行くね」って言われたらどう?

朝井:全然いい。

高橋:ええ~っ!・・・なんで?

かけ離れた恋愛観を持つ朝井に、驚愕する高橋。しかし朝井は、「そのほうが人生豊かだから。同じ人としか行っちゃいけないっていうのがイヤ。」と独自の感覚で話を進める。

さらに朝井の恋愛観トークは、社会や人間の性質にまで物申す形で広がっていき、結婚や浮気、一夫多妻制に生殖行為など、様々なものに対して、結婚式のスライドショーの例と同様の観点で意見を述べた、それに対して高橋は、「浮ついたとしても、戻ってきてくれるのかな?っていう心配がある。」という女性らしい感想を語っていた。

そんな常識にとらわれない朝井だが、それは誕生日にも当てはまるらしく、放送日前日だったはずの高橋の誕生日をスルー。「誕生日を祝うということは、本当に真実なのか?正しいことなのか?本人が喜ぶことなのか?」と再び世に対するアンチテーゼを掲げ持論を述べた。

誕生日をスルーされてることに不満げな高橋だが、ここで朝井から重大発表が。再来週23日放送の放送で、『高橋みなみハッピーバースデースペシャル』をやるとのこと。時期外れなタイミングで誕生日ネタを持ち出し、「みんなで高橋みなみさんの誕生日で遊ぼう!」と呼びかける朝井に、「遊ぶなよ!」と高橋はさらに不満げな様子だった。

26歳の高橋をチームY(リスナー)と一緒にお祝いすることになった再来週の放送に向け、「腕が鳴るなぁ~」と朝井は楽しそうに語っていたこの日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができる。

<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組名:ニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』
放送日:4月9日(日)22時30分~23時
パーソナリティ:高橋みなみ、朝井リョウ
タイムフリー:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170409223000
番組HP:https://www.allnightnippon.com/yobunnokoto/

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