受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
全国の受験生をお笑い芸人ランパンプスが応援隊長となって応援する『おうえんしナイト』!
今回は『おうえんしナイト・受験勉強虎の巻』の特別編として岡山理科大学内にある「恐竜学博物館」にて、ランパンプスが考古学の体験学習をしてまいります。
――さて、他に類を見ない「大学の中にある」恐竜学博物館にやってきました。今回はただの見学・体験ツアーではございません。体験学習となりますので、見学・体験の後にランパンプスのお二人にはクイズに挑戦してもらいます。なので、しっかり学習をしながら見学をしてください。
寺内:やるぞやるぞやるぞ!
小林:やる気が異常だから(笑)。
――本日、案内してくれるのは岡山理科大学恐竜学博物館、学芸員の市川美和(いちかわみわ)さんです。
市川:よろしくお願いいたします。
寺内:今日は博物館をめちゃくちゃ楽しみにして来ました!
小林:早速聞きたいんですけど、ここはどんな博物館なんですか?
市川:無料で入場できる博物館で、恐竜の解説をしたり、中で骨を作ったりしています。
寺内:レプリカを作ってるってことですか?
市川:それだけでなく、今、生きている動物の骨格標本も作っています。展示する場合もありますし、絶滅してしまった動物と比較するための資料として残したりします。
小林:ちなみに、どうして恐竜学博物館の学芸員になろうと思ったんですか?
市川:実は、学芸員になりたいと思ってたわけじゃなくて……私、骨がめちゃめちゃ好きなんですよ(笑)。
寺内:やったー! 変な人だ(笑)!
市川:生きてる人より死んだ骨の方が好きかもしれません(笑)。
寺内:生きてる人より死んだ骨!? ワクワクするんですか?
市川:見ていて綺麗だなって思うんです。
寺内:だったら、この職場は最高ですね!
市川:ずっと骨と関われる仕事をしたいなと思っていて、たまたま学芸員というものをさせてもらえることになったんです。基本的に化石は骨なので。さて、ここから、博物館のメインの展示室になります。
寺内:右側の部屋はなんですか?
市川:処理室という化石のクリーニングや、研究をする部屋です。その奥が標本室という標本を保管する部屋になっています。そして、足元にある写真の黄色い枠がモンゴルになり、岡山理科大学は首都ウランバートルの南のゴビ砂漠で発掘調査をしています。
寺内:モンゴルってこんな感じなんだ!
市川:ゴビ砂漠だけでも日本の国土より広いので、1回で全部回るのは無理なんですよ。毎年、黒いスポットの場所にピンポイントで発掘調査をしています。
小林:市川さんは行ったことあるんですか?
市川:行きたいんですけど、ないんです。でも、骨はここでも見れるので。
小林:え? こわっ(笑)!
寺内:このゴビハドロスってどんな恐竜なんですか?
市川:ハドロサウルスという恐竜の仲間で、ゴビ砂漠で見つかった化石になります。
小林:思ったより小さいですね。
市川:この子はまだ子供なんですよ。これだけ綺麗な形で全身揃って見つかることは本当に稀なんですよ。
寺内:そういえば僕、埼玉の長瀞(ながとろ)で化石を見つける研修とか行ったことあるんですけど、日本で恐竜の化石って結構見つかるんですか?
市川:日本でも化石がいっぱい見つかっていて、それぞれの時代によって見つかる地層が変わってくるんです。恐竜が発掘される時代だと北海道や福井、徳島などが有名ですね。
寺内:恐竜の骨って他の動物と比べて多いんですか?
市川:人と比べると恐竜の骨の数は多いですね。尻尾だけでもすごい量の骨で構成されていますので。
小林:これはどこの骨ですか?
市川:歯が収まっている下顎の骨です。洗濯板みたいに見えるんですけど、恐竜の仲間って、何回でも歯が生えてくるんですよ。
寺内:サメと一緒だ!
市川:100個ぐらいの歯が1枚のプレートになっていて、どんどん生え変わるんです。それを「デンタルバッテリー」と言います。
寺内:リチウムしかないと思ってたけど、デンタルバッテリーもあるんだ(笑)。なんか「恐竜は色鮮やかだった」みたいな説を聞いたことがあるんですけど、実際はどうなんですか?
市川:恐竜の色はなかなか判断が難しいんですよ。
小林:毛が生えてたとかも言いますよね?
市川:化石に羽毛が残っていて、羽毛に色素の痕跡が残ってる場合があって、そうすると色の復元もできることもあります。
小林:このパネルは実際の大きさなんですか?
市川:はい。一番端はゴビヴェナトルと言います。鳥に近い仲間ので、見た目も鶏にそっくりなんですよ。
小林:……勝てるかな?
寺内:なんで戦おうとするのよ(笑)?
小林:鳥の仲間なら勝てるでしょ? ローキックで一発ですよ。
寺内:でも、顎が強そうだから、まず頭を交わして、手刀でパーンかな?
小林:いや、尻尾が強いかもしれないから気を付けて!
寺内:なるほど、じゃあ、1回ガード入れて、手刀でこうだ!
小林:倒したらちゃんと毛毟ってから食わなきゃな(笑)。
市川:鳥に近い仲間なので、お肉は美味しいかもしれないですね(笑)。
小林:恐竜の時代って何年ぐらい前なんですか?
市川:2億300万年前ですね。そして、6600万年前に隕石が衝突して絶滅したと言われています。
寺内:なんで2億300万年前って分かるんですか?
市川:地質年代を測定して、放射性同位体の半減期からその時代を測るんです。
寺内:「白亜紀」とか「後期ジュラ紀」とか書いてありますけど「紀」によって恐竜の特徴も違うんですか?
市川:地球の環境自体も変化していくので、恐竜もちょっとずつ変わってきたり、植物も裸子植物から被子植物や、果物をつけるような植物に変わっていきました。
小林:恐竜は何を食べてたんですか?
市川:本当にいろいろですね。お肉を食べていたのもいれば、植物を食べていたのもいるし、卵を食べていたのもいるだろうし、一番端の「ゴビコノドン」はお腹の中から恐竜の骨が見つかったので、恐竜を食べていた哺乳類なんです。
小林:この大きさで狩りしてたんだ!
市川:あと、こちらの植物園にはいろいろな恐竜の時代から続いているような植物を展示しています。
寺内:ソテツとか銀杏もそんな昔からあったんですね。
小林:え? これなに? ちょっとグロくない?
市川:これは恐竜の赤ちゃんが集団で化石になってるものです。15体が一緒に化石になっていて「巣の化石」と言われています。
寺内:どうして、そんな状態で化石になっちゃったんですか?
市川:砂嵐などにあって、一緒に死んじゃってそのままになってしまったんじゃないかと言われてます。 大人になると、こうなります。
寺内:ずいぶん大きくなるんだな!
小林:トリケラトプスみたいですね。ちょっと小さめだけど。
市川:「プロトケラトプス」というトリケラトプスの仲間の恐竜です。
小林:「アマトケラトプス」はいるんですか(笑)?
寺内:いや、そのプロじゃないよ(笑)。
小林:「セミプロトケラトプス」はいるんですか?
寺内:もういいよ! ちなみに、これは何を食べてたんですか?
市川:植物ですね。奥歯がすり潰しに適した形になっています。
小林:じゃあこれは戦わなくていいってことですね。
市川:戦わなくて大丈夫です(笑)。ケラトプス系といって、ケラは角という意味なんです。
小林:3つあるからトリ?
市川:はい。プロトとは「前の」っていう意味ですね。
小林:じゃあ「アマ」はいないんですね(笑)。
市川:残念ながらいないです(笑)。こちらがティラノサウルスの仲間です。
小林:やばっ! これは勝てないね!
市川:これで2~3歳ぐらいの個体になります。
寺内:全長9.8m! 脚見てよ!
小林:これは勝てんわ! そういえば、ティラノサウルスの手は「起き上がるための手だ」と、聞いたことあるんですけど、実際はどうなんですか?
市川:手が小さいので、獲物を捕まえたりは難しかったと言われています。
小林:でも、これだと起き上がるのも無理じゃないですか?
市川:私もちょっと疑ってます(笑)。
小林:じゃんけんなら勝てそうだな。
市川:ティラノサウルスの仲間は親指と人差し指しかないので、チョキしか出せないんですよ。
寺内:よし、勝てる(笑)。なんか、すごいワクワクしますね。
小林:市川さんのフェイバリット骨はなんですか?
市川:さっき廊下にいた「ゴビヴェナトル」が好きです(笑)。
寺内:ゴビヴェナトルのどの部分とかあるんですか?
市川:顎の関節です(笑)。
小林:なんでその部分がいいんですか?
市川:恐竜って割と粗雑に乗ってるだけなんですけど、ゴビヴェナトルはすごい繊細に噛み合っているんです(笑)。
市川:このヒンジの部分の作りが綺麗なんですよ。ちなみに日本だとゴビヴェナトルが見られるのは、うちの博物館だけなんですよ。
寺内:顎のヒンジの部分(笑)。
小林:やっぱりさ、良い意味で変態じゃないとこの職業はできないよね。すごく素敵です。
寺内:本当に好きなのが伝わるもんね!
市川:さて、中の展示も見てみましょう。こちらは、サイカニアというアンキロサウルスです。
寺内:アルマジロみたい!
市川:背中に鎧がある恐竜ですね。この鎧も骨なんですよ。
小林:これ骨なんだ!
市川:ステゴサウルスの背中の背板も骨で出来てるので、化石として残ってます。
小林:何のためにつけてるんですか?
市川:最近の研究では、体温調節に使ってたと言われています。今、生きている動物で、同じようなのを持ってるものがいるので、それと比較して研究しています。
寺内:あれ? これは、むき出しで置いていていいんですか?
市川:こちらは触ってもいい化石です。本物の恐竜の化石ですよ。
小林:えっ? 重っ!
市川:骨が石に置き換わって化石になるので、実際の骨よりも重たくなっています。
小林:これはどこの部分ですか?
市川:背骨とくっ付いている肋骨の根本の骨ですね。骨の構造は残したまま石に変わっているので、薄くスライスして顕微鏡で見ると、骨の構造がわかるんです。
小林:ちなみになんですけど、骨を折ったことはありますか?
市川:え? ありますよ?
寺内:やっぱりそれは自ら?
市川:いえいえ、折ってみたくてとかではなくて(笑)。
小林:その可能性ありますからね(笑)。
市川:事故で1回、腓骨(ひこつ)を折りました。
寺内:大抵の人は足の骨っていうけど、腓骨って言うのが素晴らしいですね。
市川:こちらが実際に発掘に行ってる写真です。
小林:ゲルで過ごすんですか?
市川:寝泊りはテントでするんですけど、ゲルも建てます。
小林:化石はすぐに見つかるんですか?
市川:そこら中に落ちてるみたいですね。
寺内:ちょっと待ってこの実物大印刷のタルボサウルス見て! お前なんて一口だよ!
小林:お前もだよ!
寺内:俺は二口サイズでしょ!
小林:こいつからしたら一緒の大きさだよ!
寺内:レプリカがいっぱい展示されてますけど、本物もあるんですか?
市川:基本的には、本物はモンゴルにあって、1~2年お借りして、その間に型取りをして、レプリカを作っています。岡山理科大学のレプリカはクオリティが高いので、研究にもそのまま使えるんですよ。
寺内:すげえ! トリケラトプスだ!
寺内:こっちもでかい!
市川:コリトサウルスといいます。実はこちらは買い取りをした実物の化石なのでめちゃめちゃ重たいんですよ。
市川:こちらがアロサウルスですね。
小林:これはカーフキックが決まりそうだね!
市川:この子たちは体重が重いので、体勢崩したら勝手に自重でやられてくれるかもしれないですね(笑)。
寺内:やっぱり足元を狙ったほうがいいんだ!
市川:こちらは学生が博物館の実習で、手作りしてくれた翼竜です。
小林:実際は飛べなかったと聞いたことあるんですけど?
市川:大型の種は滑空くらいだったと言われていますね。 丘を登って海に向かって滑空して、魚を食べていたと言われています。
寺内:骨がめっちゃ細い!
市川:体を軽くするためです。上半身の割にお尻も小さいですし、薬指が1本だけすごく長くなっていて鳥の羽とは違うんですよ。
小林:こりゃ勝てるな(笑)。
寺内:細いし、丘に登ってる時に狙えばいけるでしょ(笑)。
市川:ティラノサウルスの仲間は鋸歯(きょし)と言って歯がノコギリ状になっているんです。先ほど、何回も生え変わると言いましたが、こんな感じで下に準備されてるんです。
寺内:肉食らしく、肉を断ち切るような歯になってますね。
市川:こっちがヘレラサウルスのデンタルバッテリーです。
小林:出た(笑)!
市川:この葉っぱみたいなのが、全部歯です。草食の恐竜なので、これで草などをすり潰して食べるんです。
小林:これかわいい! ペットにしたい!
寺内:うわっ、飼いてー!
市川:トカゲくらいの大きさですね。
小林:こいつは肉食うんですか?
市川:多分虫とか、小型の生き物を食べてたんじゃないかなと思います。
寺内:骨の情報から、恐竜の特徴を考えるのって楽しいでしょうね。
市川:謎解きみたいな感じで本当に楽しいです。
小林:これはなんかブスだな(笑)。
市川:こちらはプレストスクスといって、実は恐竜じゃなくてワニの仲間なんです。今のワニと違って陸上を歩き回ってました。
寺内:恐竜の定義ってなんですか?
市川:ワニはうつぶせ型といって、地面と水平になっています。恐竜になると体の下に足が出て、直立型の姿勢になります。それが恐竜の大事な特徴ですね。つまり、骨の形態の特徴から分類が分かれているんです。
寺内:その時代に生きていたから恐竜ってわけじゃないんですね。てことは翼竜は恐竜じゃないんですか?
市川:恐竜じゃないんです。爬虫類、トカゲの仲間になります。モササウルスはわかりますかね? 海の中にいる大きい恐竜みたいなやつなんですけど。
寺内:ネッシーみたいな?
市川:そうです。海の中にいるあれらを恐竜と思ってる方も多いと思うんですけど、実はあれも、恐竜ではなく海の中にいるトカゲの仲間なんです。
寺内:知らなかった!
小林:何でも知ってるな……なんか上がりそうな株とかあります(笑)?
市川:わかったら私も教えて欲しいです(笑)。
――それでは体験コーナーへ行って、化石のクリーニング体験をしましょう。
市川:こちらが顕微鏡になっているので、これを見ながら削っていきます。この作業は、プラモデルとかジグソーパズルに近いかもしれないですね。
小林:市川さん、プラモデル絶対得意そうですよね(笑)。
市川:化石は普通に落ちていることもあるんですけど、石の中に埋まっていることが多いので掘り出す作業が研究の第一段階になります。歯医者さんが歯を削るときに使うような「エアースクライバー」という機械で石を削る細かい作業なんです。それでは、アンモナイトの化石がありますので、この周りを削ってみてください。
寺内:突起が多いから難易度高そうですね。
市川:化石自体と周りの石の硬さが違うので、しっかり削るとポロンと外れてくれます。形を想像しながら、削ることが大事です。表面を薄く全体的に削って綺麗にしていくようなイメージでやってみてください。
寺内:化石を削っちゃいそうで怖い!
市川:粉塵が出るので、ゴーグルとマスクをお願いします。
小林:花粉症ですか(笑)?
寺内:早い人はどれぐらいで化石を取り出せるんですか?
市川:石の硬さにもよるんですけど、この大きさだと1週間くらいですね。
小林:プロでもそんなかかんの?
市川:恐竜一体をやろうと思うと1年以上かかったりします。
小林:こっちが化石になっちゃいますよね(笑)。
市川:エアースクライバーから出る圧縮空気で削っていきます。
寺内:おお、すごいすごい!
市川:空気でピストン運動する構造になっています。削れているのが分かりますか?
寺内:分かります!
小林:先端に触ったら危ないですか?
市川:触っても特に怪我するようなものではないです。あれ? なんか落書きしてます(笑)?
寺内:名前書いちゃいました。ごめんなさい(笑)。
小林:技術室のテーブルじゃねえんだから!
市川:あ、化石を扱うときの諸注意を言うの忘れてたんですけど……。
寺内:え? ごめんなさいごめんなさい! めっちゃ怒られる?
市川:この作業をする際は、化石が壊れてしまうリスクを避けるため、アクセサリーや時計などを外していただかないといけないと伝え忘れていました。
寺内:わかりました! 怒られなくてよかった!
市川:空気圧の強さを調整して削ってみてください。拡大鏡が必要であれば、是非、使ってみてください。
寺内:めっちゃ大きく「寺内」って見える(笑)!
市川:化石のふちの部分をちょっとずつ削っていただければ。
寺内:こういうことですか?
市川:そうです!
寺内:すごい! ペロンと削れました!
市川:化石によって、剥離が悪いやつなどがあるんですけど、これは比較的よいですね。
小林:採れた化石って売ったりするんですか?
市川:売買は基本的にしないんですけど、最近、勝手に採って、勝手に売る盗掘家がいて問題になってます。恐竜の頭だと何十億っていう値が付くので個人の石油王の方とかが買って、綺麗な標本だけど、研究者が全く手が出せないといった問題があるんです。
寺内:とんでもないですね。しかし、これめちゃくちゃ根気がいる作業ですね。
市川:小林さんもやってみましょう。
小林:なにこれ! 怖い!
寺内:おい! 寺内に×すんなよ。
小林:振動で手がしんどい。腱鞘炎になりそう。
市川:細かい振動がずっときますからね。
小林:これ、きついわ!
市川:しかも、硬い化石だと強く握ってないとダメなんですよ。
寺内:これで柔らかい方ですか?
市川:割と柔らかめなものを選んでいます。ただ、逆にモンゴルの化石だと柔らかすぎて、これを当てると化石が崩れちゃうので、竹串やデザインナイフなどで地道に削ったりするんです。
寺内:柔らかければいいわけじゃないんだ。
市川:これが実際に削りだした白亜紀のアンモナイトです。
寺内:いや、ここから、これを取り出すの大変だよ! 体験させていただいてありがとうございました。
小林:いやあ、面白かった!
―― それでは最後に体験学習の効果を確かめましょう。市川さんにクイズを5問出していただきます。
寺内:話を聞いていたら分かるやつですか?
市川:今まで話した中から問題を出すので、分かるはずです。
寺内:伏線張ってたんだ(笑)。お願いします!
市川:第1問! 「岡山理科大学が発掘に行っている場所はどこですか?」
寺内:せーので言う?
小林:うん。
ランパンプス:せーのっ! ゴビ砂漠!
市川:正解です!
寺内:よしっ!
市川:第2問! 「モンゴルで見つかる代表的な恐竜、プロトケラトプスのプロトとはどういう意味でしょう?」
ランパンプス:せーのっ!
小林:前の!
寺内:プロフェッショナル!
市川:もう! あれだけ言ってたのに(笑)。
小林:俺もそっち言えばよかった。ボケるのありなのね。
市川:小林さん、正解です(笑)。プロトタイプのプロトは「前の」という意味ですね。それでは第3問! 「タルボサウルスには、のこぎり状の歯の特徴がありますが、その特徴を持った歯のことを何と言うでしょう?」
ランパンプス:せーのっ!
寺内:鋸歯!
小林:のこぎり歯!
寺内:のこぎり歯と書いてなんて読むでしょうっていうクイズなのよ(笑)。
小林:俺は「のこぎり」のことを「きょ」と呼びたくない!
市川:寺内さん、正解です!
寺内:よーしっ!
市川:第4問! 「ヤマトサウルスのたくさんの歯が集まった形を何と呼ぶでしょう?」
寺内:わかりました!
ランパンプス:せーのっ!
寺内:リチウムイオンバッテリー!
小林:デンタルバッテリー!
市川:小林さん、正解です! リチウムイオンバッテリーは残念ながら違うんです(笑)。さて、最後の問題です! 第5問! 「クリーニングに使っていた機械の名前は?」
寺内:え? 言ってたっけ?
市川:言ってます!
小林:なんだあれ?
市川:空気を使ってるっていうところがヒントですね。
ランパンプス:せーのっ!
小林:エアー彫刻刀。
寺内:エアーバイブレーター。
市川:不正解です(笑)。正解は「エアースクライバー」です。
小林:あ、スクラブね。「削る」だ。なるほど。
市川:クイズは以上です。
寺内: いやー面白かったなー。ありがとうございました。
市川:こちらこそありがとうございました。
―― 見所盛沢山の見学と、他ではなかなかできない化石クリーニング体験をしましたが、恐竜学博物館はいかがでしたか?
小林:やっぱり「面白かった」が最初に出てきますね。
寺内:ちょっと狭いかなとも思ったんだけど、普通の博物館だったら、もっとゆとりある展示になってるだろうものが、ギュっと固まったから、盛りだくさんだった。
小林:それにしても市川さんの話が止まんなかったよね(笑)。骨を愛する学芸員!
寺内:「生きてる人より死んだ骨」(笑)。
小林:骨の話題だとずっと笑ってた。俺が言った「こっちが化石になっちゃうよ!」がまったくウケなくて悔しかったよ……骨に負けました(笑)。
寺内:骨好きから聞く化石の話は面白すぎたね。1階と3階の展示どっちも面白かったし、しかも無料で誰でも入れるし、お近くの方は絶対行ったほうがいいよ。
小林:行って、骨を愛する市川さんにお話を行くべき!
寺内:他じゃ絶対あんな熱量の人いないと思うから、本当におすすめです!
今後も、勉強の合間の息抜きや気分転換に使える勉強や、実際に使える勉強法も実践していきますので、試してほしい勉強法や受験に役立つ情報などがありましたら、下記の特設サイトまでお寄せください。応援隊長ランパンプスが受験生に寄り添って有益な情報をお送りしていきます。
次回は、東京都の合格祈願スポットの情報をお届けします。ご期待ください。
<岡山理科大学 恐竜学博物館>
住所:〒700-0005 岡山市北区理大町2-2
HP:http://dinosaur.ous.ac.jp/museum.html
『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。
おうえんしナイト
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