FM93AM1242ニッポン放送『辛坊治郎ズームそこまで言うか！』4/22(土)放送では元TBSワシントン支局長でジャーナリストの山口敬之さんをお迎えして「辛坊治郎と山口敬之が読むニュース！裏の裏の裏」をお届けしました。

●緊迫した状況が続く朝鮮半島情勢～今後北朝鮮はどう動く？

山口）4/13に安倍首相が国会で「北朝鮮はサリンを弾頭化している」ということを初めて言ったんですね。
その翌日の4/14の朝日新聞夕刊の「素粒子」を読んで私はひっくり返りそうになりました。
『シリアと同じだと言いたいか。北朝鮮がミサイルにサリンを載せられると首相。だから何が欲しい、何がしたい。』
という、短い文書なんですね。
ジャーナリズムであれば『サリンが弾頭化されていない』と主張するなら、そう書けばいいですよね。

その真偽を語らずに、一国の首相が情報を開示したことに対して『だから何が欲しい、何がしたい。』ってのは日本人の発想じゃないですよね？
この間、シリアでそのサリンガスを浴びて苦しむ子どもたちの映像を見たわけじゃないですか。

『飛んでくる可能性があるならば防御をしよう。』『どうやって飛んで来るのかを議論しよう。』安全保障ってそう言うものですよね？
これ、総理が、『何が欲しい、何がしたい。』ってどういうことですか！？

これを新聞が書くというのは…。

『何が欲しい、何がしたい。』かを言ってるんじゃなくて、国民に注意喚起してるわけじゃないですか！！！

僕は絶対に飛んでくるとは言ったことがなくて、「飛んでこないとは言えない」という立場なんですね。
で、それなら、準備しておくべきだと思うんです。

日本の評論家で、対話で解決するべきだってテレビで主張する人がいるけれども、それは日本の視聴者に言っても何も意味がないですよね。
30年解決しなかったんだから。
それについてアメリカの大統領が武力も辞さないと言っている現状で対話で解決するべきだって言っている人は、ごく最近北朝鮮に行っている人ばかりなんですよ。
北朝鮮の立場を代弁する事によって、、その人はもう一回、北朝鮮に行けるんですよ。
自分のエアチケットを買うために、危機を矮小化する人は僕は許せないですね。
日本人が死ぬかもしれないって話をコッチはしてるんですからね。
…という怒りを最近覚えています。

辛坊）でもね、基本は世の中そういうものだなと思うのはですね、私、某週刊朝日という所に連載を持っていたことがあるんですが、ヨットで太平洋横断しようとした時に、連載もやめたんです。
で今も復帰していないんですが、当時は、週刊朝日に連載を書こうとすると朝日の編集者や、読者層を「忖度」しますよね。
そうしながら、なおかつ自分の思想に反しないギリギリのところでやっていかなきゃならないので、ものすごく大変でした。

多分、朝日に原稿を書いている人って、みんな本当にそれを信じているわけじゃなくってきっと、編集者の顔色を伺いながらやってるんだと思います。
まぁそれじゃあジャーナリストじゃ無いのかもしれないけれど、基本的に、世の中生きてる人ってみんなそうやっているのだから、朝日に「なんじゃこりゃ」ってことが書いてあったって、それは仕事で書いてあるんだろうなーって読者が忖度して情報を受け取らないと。

山口）僕、朝日の新聞記事、結構知り合いが多くて、まともな人が多いんですよ。
なのにこういう記事が出てくると、僕は本人に言うんですね「正気ですか？」って。
それを言うと、辛坊さんと同じことを言う人がいて会社のカラーに合わせていく事になってしまうと。

辛坊）まぁ、大人になろうよ！と…。
大人になったら、テレビもラジオも面白くないんだけどね…。

この後も引き続き、アメリカは北朝鮮に武力行使をするのか！？
そして安倍政権内部で「失言」が相次いでる問題に迫りました！

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来週4/29(土･祝)は「ニッポン放送ラジオパーク in 日比谷2017」の会場からの公開生放送！
ゲストに嘉門タツオさんをお迎えして時事ネタ替え歌をお届けします。

FM93AM1242ニッポン放送　辛坊治郎ズーム そこまで言うか！ 土 13:00～15:00
パーソナリティー：辛坊治郎、増山さやか、飯田浩司
番組ホームページ：https://www.1242.com/program/zoom/
メールアドレス：zoom@1242.com
番組Twitter：#zoom1242
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