【イベントレポート①】
2017年3月19日、ニッポン放送イマジンスタジオで、吉田尚記&中村繪里子によるトークライブ「本格雑談 くちをひらく」第3弾が開催された。
今回もオープニングから雑談の止まらない2人ですが、いよいよゲストを招いてイベントが本格的にスタートします!
吉田:このイベント、事前に打ち合わせ一切しておらず、そんな中で人と人とが出会うと凄い事が起こるんじゃないか?という事で今回のテーマは『会う』なんですが。もう1つ言うと、『対談』っていうスタイル、日本にしか無いんですよ。
中村:えっ!そうなんですか!?
吉田:スティーブン・スピルバーグ対ジェームズ・キャメロンの対談とか、見た事ないでしょ?
中村:確かに!
吉田:この『対談』は作家の菊池寛さんが開発したものらしいですよ。
中村:きくちひろし、と書いて菊池寛の、菊池寛!あのメガネをかけた!
吉田:まぁメガネをかけたイメージもありますけど。
中村:滝廉太郎の叔父さんみたいな!
吉田:それはどうかわかりませんが。その菊池寛が文藝春秋を立ち上げた時に、質の高いテキストを生み出す方法として開発したのが『対談』らしいです。
中村:へぇぇ~!
吉田:みんな、雑談するという事をマジメに考えた事が無いんじゃないか?と思って、立ち上げたのがこのイベントなわけです。
中村:なるほど!
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※2人の雑談は終わる気配を見せず・・
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吉田:中村さん、もう19時49分。スタートして20分経ってますよ。
中村:しまったー!
吉田:今日のゲストも濃い目の人なんで、早く話を聞きましょうよ!マッキンゼー、Google、リクルート、などなどなど、数多くの有名企業で事業企画などに携わってこられました、IT批評家の尾原和啓(おばらかずひろ)さんです!
中村:お待たせしました~!
尾原:ほんと、お待たせですよ。凄い盛り上がりで。
中村:すみません~。
尾原:でもオープニングで話されてた電源タップの電圧の話は僕も共感できました。今、月の半分はバリ島に住んでるんですけど、バリ島は電圧が低いから、切り替えながら使わないといけないんですよ。
中村:IT批評家でパソコンとかたくさん持ってるのに!?
尾原:なのでAmazon Echoを導入して、音声で切り替えられるようにしてあるんです。
中村:えー!それ欲しい!
尾原:それとUPSを入れて無線LANだけは死なないようにしてるんです。無線LANが死んだら、僕も死にますから。繋がってないとダメなんです。
吉田:は~……お客さんからしたら、それを聞いて尾原さんってどんな人なんだろ、って不思議に思いますね。
尾原:そうでしょ?そこは吉田さんのうまいところですね。
吉田:と、いうと?
尾原:このイベント、第1回のゲストはビッグネーム(作家・冲方丁)だったじゃないですか。その次が個人の名前ではなく、東大教授(学者・岡ノ谷一夫)という肩書のある人。そういうので最初に牽引しておいて、3回目によくわからない人を呼んでる。
吉田:それは言わないでおいたんですが……まぁ少し考えました。
尾原:これは成功するイベントの鉄則に従ってると思います。よくわからない人が来てても面白い、となれば、お客さんは『このイベント自体が面白い』と思ってくれますから。
吉田:けっこう天然でブッキングしてるところもありますけどね。
中村:めぐり合わせ、というのもありますしね。
吉田:そう、面白い人に会うためには労を惜しまず、いろいろな所に行ってますし。そうしてめぐり合った中で、僕が足元にも及ばない凄い人、というのが今回のゲストの尾原さんなんです。
尾原:いやいやいや……
吉田:そうやって人と会う事に関して、尾原さんは、僕の知らないコツを知ってると思うんです。そういうのを今回は聞いていきたいと思います。
ラジオ・イベントを通して数多くの人と出会ってきた吉田が絶賛する『会う達人』尾原和啓さん。次回(第2話)ではそのコツを聞いていきます!
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