5/24(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
野田氏側は記事掲載の新潮社を提訴へ
6:29~ニュースやじうま総研ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)
都民ファーストの会代表・野田氏が“文書交通費”業務上横領の疑いで告訴されていた高嶋)先週木曜日18日、週刊新潮での告発記事と言いますか、アントニオ猪木さんが緊急会見をして、小池都知事の特別秘書で「都民ファーストの会」代表の野田数さんという人を業務上横領の容疑で過去(2014年)に刑事告訴していたと。こういうことが言われていましたけども、これがはっきり出ちゃったのですけど。この野田数さんという方は今都民ファーストの会の代表ですね。それで前は猪木さんの秘書だったのですか?
鈴木)そうです。
高嶋)そのときに何が告発の材料になったのですか?
鈴木)要するに“文書通信交通滞在費”っていう風に国会議員――
高嶋)あの評判悪い?
鈴木)そうです。月額100万支給される仕組みになっているのだけども、その内の全額じゃないですよ、半分かな、その管理をしていたのだけど、私的に流用したと。
高嶋)野田さんが個人的に使っちゃったと?
鈴木)そのお金は一体何に使ったのかよく分からないというようなことで告発をしたということです。
元々この話って実は、かつて週刊誌なんかでも取り上げられたこともあったし、もっと言うと小池さんが知事になって、それで野田さんがいわゆる特別秘書になり、都民ファーストの会の代表になりましたよね、このときからこのお金の話というのがまたいつか出るぞというようなことは言われていたのですね。週刊誌なども相変わらず取材をしていたという話もあったし。
一方野田さんは野田さんで、私は取材しましたけども「当時のことは全然問題無いんです」というようなことも言っていた。高嶋)逆に名誉棄損でね。
鈴木)そうです。だからそういう状況の中で、じゃあなぜ今出たかというとこれは明らかに、選挙が近いでしょう? だからそういうこのタイミングを見て「今出す」「よし出せ」と。
報道は想定内の小池知事高嶋)裏に大きな政党が絡んでいるのですか?
鈴木)絡んでいる可能性もありますよね。だけどもこのタイミングでやっぱり出してくる。逆に野田さんにしてみれば「よし来た。じゃあこっちもちゃんと対抗措置を取るぞ」と、こういう状況なのですね。
高嶋)小池百合子東京都知事から言えば、都民ファーストの会の代表にこの野田さんという人を付けるということは、前からきな臭くいろいろ噂になっていたということは知っていたと思うのですよね。
鈴木)もちろん知っていますね。
高嶋)それを知った上で代表にしたということは、彼女は信用しているのですね?
鈴木)と思います。小池さんって実は、これ小池さんのスタッフなんかを取材していると分かるのですけど、非常に身内を割と大事にする。割と国会議員なんかは身内に厳しい人多いのですよ。外面が良いと言ったら悪いけども(笑)、外には良いけど自分のスタッフにはバンバン。
小池さんって逆なのですよね。だから身内を非常に信頼している。だから逆に言うともう身内のスタッフは「小池さんの為に」という風になると、こういう独特の雰囲気を持った事務所ではあるのですよね。だからそういう中で今回野田さんは「これは大丈夫だ」ということでこの要職に就けたということですね。高嶋)テレビで見ただけですけど、都民ファーストの会の候補者の街頭の応援で、いろんな名目でどこかで演説しますよね。もう自民党に対して完全に牙剥きましたね、小池さんはね。
鈴木)もう予想通りですよね。もう全面対決ですよね。だからこういう話も出て来る。まあ選挙になればスキャンダルも含めてもう山ほど出てきますから、まあその中のひとつということでしょうね。
高嶋)なるほどねえ。政治家って元気だな、しかし(笑)。