6/5(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！②
安倍総理が『須田慎一郎のニュースアウトサイダー』に出演
7:02～ひでたけのニュースガツンと言わせて！：コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)
経済財政諮問会議に臨む安倍晋三首相(右)と石原伸晃経済再生担当相=20170602午後首相官邸 写真提供：産経新聞社
加計学園問題の真相を安倍総理に聞く安倍総理がニッポン放送の『須田慎一郎のニュースアウトサイダー』にゲスト出演し、収録。5月28日、6月4日と2週にわたり、放送されました。直接話を伺った須田さんは、安倍総理は加計学園の問題を冷静に答えていたと印象を語った。
安倍総理) たまたま私と加計学園の理事長が友人だったからということで。そうすると政策に何か私が影響を与えたのではないかと。まさに印象操作だと思いますね。
須田) 今、話を伺っていて、総理大臣と友達になってもあまり得をしないのですね。
安倍総理) 返ってこのような批判を受けるのですね。
52年間、獣医学部の開設がないということが適切だったか高嶋) 昨日の夕方のニッポン放送『須田慎一郎のニュースアウトサイダー』。聴いて下さった方も大勢いらっしゃると思います。これは録音の段階から毎日ニュースで流れていましたが、安部総理が加計学園の問題についてこういうふうに語っているのですね。須田さん、人って言うのは嘘をついているときとか、追及されるとどこかでボロが出るというか本音が出るというか。2週にわたって、2回も総理がわざわざニッポン放送に来て収録しましたけど。どういうふうに感じましたか？ 顔を見たり物の言い方とか。
須田) 国会論戦というのは一部分だけを切り取られてしまうから、そう受け止めてしまうのかもしれませんが、加計学園問題を巡っての総理の答弁はけっこう激昂している姿ばかり浮かんできますが、意外と冷静で、何か書いてあるペーパー類を目に通すこともなく、淡々と自分の考えを言っているなという印象を受けました。
高嶋) 総理の30年来の親友だから、52年間新しい学部ができなかった獣医学部をわざわざ去年の11月に「周りにそういう学部がない」と京都産業大学を落っことして、総理のお友達の加計学園のほうにした。何かあるに違いないよということは一切感じなかった？
須田) そのへんはあまり感じなかったですね。ただそもそもこの問題の本質は何かというと、ひとつは52年間に渡って獣医学部の開設・新設が行われなかった、これが果たして適切なのかどうなのか。もうひとつは、今回開設されるにあたって適切なのかどうなのか。そのふたつの問題だと思います。そうすると52年間開設されてこなかった、質の確保と呼ばれていますが、じゃあ開設しない＝質の確保に結びついていくのかと個人的には疑問に思います。むしろ52年間開設されてこなかったということは、かなり異例というか異常な状態が続いてきたのではないか。見方によってはそこが岩盤規制と、開設することを認めない文科省が権益を確保する側に立っていたのではないかというのが私の認識です。
友人だから開設をやめさせればよかったのか高嶋）マスコミが一番に焦点に上げているのは、和泉洋人さんや木曽功さんとか。内閣府、あるいは総理の周りの有力な方たちが文部科学省に行って圧力をかけて「総理の意向」とか「本人は言えないけど私は言う」とか言っているじゃないですか。それで天下っちゃった人までが加計学園にいて「今はあそこの学長です」なんて。その人も「こう口を効いた」と。そういうことについて総理は何も言わない？ 余計なこともしてくれて！ とか。
須田） それについてはほとんど言っていないですね。問題なのは総理がそういった人たちを手駒として動かしたのか。そこがポイントですよ。
高嶋） だから忖度と。
須田） おそらくこういったケースはいろんなところから働きを受けるには、前川前事務次官がこの件だけじゃないだろうと思うわけですよ。いろんな場面で役人やら官僚にはあったと思います。そういったときに役人はどう身を処すのかというのは十分承知しているのではないかと。初めてこんな働きかけを受けましたというのは嘘になる。そういったときに役人として受ける受けない、あるいは何らかの形でスルッと逃げるというのはもう身についている所作ではないかと。
高嶋） 「私は別に口を利かなかったけど、結果的に私の親友のところにこういう問題が降りちゃって」。あれがちょっと戸惑いましたとは言わない？
須田） いやあ、それについてもなかったですね。逆に言えばこう言っていましたよ。「じゃあ友人だからと言ってそれを止めればよかったのか。加計学園の獣医学部の開設をやめさせればよかったのか」という問題認識は持っていました。それはそれでおかしな話ですよね。友人だからといってそれがなんらかの学校開設ができないと言うと、違う話だと思いますよね。
高嶋） 何やらよくわかりませんが、今日の国会でどう答弁されるでしょうか。
