加計学園記録文書~文科省前事務次官が「間違いなく本物だ!」高嶋ひでたけのあさラジ!

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5/25(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

以前天下り問題で辞任した前事務次官が週刊文春で証言
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター山本秀也(産経新聞論説委員)



文部科学省前事務次官「大臣や自分への説明用として、高等教育局専門教育科が作った」
岡山市の学校法人加計学園の獣医学部新設を巡る記録文書について、「間違いなく本物だ」と文部科学省前事務次官が証言したという記事を、週刊文春が最新号に掲載しました。
問題の文書は、文部科学省が内閣府とのやり取りを記録したものとされ、内閣府側の証言として、「総理の意向だ」などと書かれていました。高嶋)朝日新聞は大々的に。読売新聞は1行も書いていない。まずはこの辺の経緯を、ニッポン放送報道部、森田耕次解説委員です。

森田)今日の週刊文春、そして朝日新聞のインタビューに応えたのは、前川喜平前文部科学省事務次官で、前川前次官はこの中で、加計学園の獣医学部新設計画を巡る記録文書について、「文書は間違いなく本物だ。大臣や自分への説明用として、担当の高等教育局専門教育科が作った」と証言しています。
前川前次官は、「去年の9月28日に、次官室で職員から文書を受け取った」と説明しています。この文書は、国家戦略トップを担当する内閣府側の発言として、「官邸の最高レベルが言っていること」とか、「総理の意向だ」などと記されているもので、松野文部科学大臣は先日、「省内の調査で、文書の存在は確認できなかった」と発表し、菅官房長官はこの文書について、「怪文書の類だ」と否定していました。
また、この文書とは別に、内閣府と文部科学省が打ち合わせで、「できない、という選択肢はない」とやり取りしたとされる記録文書がある、ということも分かりました。この文書は、「内閣府審議官との打ち合わせ概要」というもので、開学の時期に難色を示していたとされる文部科学省に対し、「できない、という選択肢は無く、事務的に早くやらないと責任をとることになる」と、このように記されていたということです。
民進党のプロジェクトチームは昨日の会合で、文部科学省にこのような文書を作成したかどうか、確認するよう求めています。民進党の蓮舫代表は、文部科学省の前川前次官を、「国会招致すべきだ」と、昨日訴えています。


政府は疑問に対してきちんと説明するべき

高嶋)この間の憲法改正云々のときに、堂々と「読売新聞にちゃんと書いてあるから、みんな読め」と言ったのは総理でしたよね。その総理の問題で、ちょっとこれは旗色が悪いよな、と。文部科学省前事務次官の天下り問題があって、なんやかんやあって、詰め腹を切らされたようなものですよね。そして読売新聞に出たのが、出会い系パブに出入りしているという。
しょっちゅう行っているとか、書かれていて。頭に来てしまいましたからね。もうケツまくってしまったのでしょうか。

山本)ケツまくりでしょうね。ここまで文書を持ってくるということは。

高嶋)それで、どうですか? これ自体は政府側はずっととぼけ通しましたが、これは本物と言わざるを得ないようなところがありますよね?

山本)少なくとも、文科省の事務方のトップだった人がそう言っているわけですよね。だから、それについて疑問が出てくるのであれば説明をきちんとしなければならない、ということに当然なりますよね。

高嶋)そして例の11月の、その月に、周りに獣医学部のないところが突然できた、というね。それで加計にしか該当しなかった。

森田)そうですね。広域化と言うような文言が急に出て、京都には作れなかった、と言うような話になっています。

高嶋)同情するのは、昔、小泉さんのときも、何度も要請していながら15回くらい断られている。それを安倍さんになったら一転してスッと通ってしまった。そこに何か「?」があるわけですよね。

山本)そこですよね。やはり早いというのと、学校の計画そのものが、獣医師の定員が160人というのも、分からないところもあるので、いずれにしても計画自体が猛スピードでやるものだったのかどうなのか。そもそも、そこは素人には分からないのでそこを一般国民に分かるように言って貰いたいな、という気はします。


前川氏にとっては52年間の歴史を歪められたという気持ちがある

高嶋)この前川前事務次官の実家というのは、前川製作所という大変立派な会社で、つまり食うに困らないわけです。「だから本当のことを言ったのでは?」と言う人もいますけれど。どうなのでしょうかね?

森田)ただ、文科省としては「獣医師の質を確保するため」ということで、獣医学部の新設を認めないという規制をずっとしていて、52年間獣医学部は新設されなかった。それを歪められたというのが、前川さんにとって強い気持ちがあるようです。

高嶋)獣医学部というのも、意味合いがすっかり変わっていますよね。52年もできなかったというのも、何だかおかしな話です。つまり、犬猫、あるいは馬牛の病気を治すのではなく、今は人間の方のでしょう? 実験動物を作るとか、DNAの関係だとか、なんやかんや意味合いが深くなっているということですから、その辺も少し問われているのですけれどね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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