石原伸晃氏 環境相時代の「金目」発言 その真意を語る
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自民党の石原伸晃元幹事長が7月10日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にゲストで出演し、辛坊と対談。環境相時代に、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う除染廃棄物の中間貯蔵施設を巡り、政府と福島県との交渉が難航している状況を「最後は金目でしょ」と発言し、住民らの猛反発を招いたことを振り返り、その発言の真意を明かした。
2021年の衆院選で落選していた自民党の石原伸晃元幹事長が6月27日、次の衆院選には立候補せず、2年後の参院選を目指す考えを表明した。大方の見方では、地盤としてきた衆院東京8区から返り咲きを目指すと思われてきたが、ここにきて参院へのくら替えを表明した真意は何か-。
辛坊)伸晃さんは本音の人で、政治家にしては本音を言いすぎると思ったことが何度もありました。伸晃さんにしてみれば、世間からかなりたたかれたので、思いだしたくないような話もあるでしょう。その1つが、伸晃さんの環境相時代、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う除染廃棄物の中間貯蔵施設を巡り、政府と福島県との交渉が難航している状況を「最後は金目でしょ」と発言し、住民の猛反発を招いたことです。
福島第1原発を巡っては現在、処理水の放出問題が浮上しています。漁業従事者の皆さんが風評被害によって生活の基盤を脅かされることを心配されているわけですから、当然です。風評被害については、政府がしっかりと補償すべきです。とはいえ、「結局のところは金目の問題でしょ」というのが本音の言葉だと思うんです。
石原)私は、そういう意味で使ったわけではないんですよ。「予算をどのように組むか」という意味で言ったんです。当時、あるジャーナリストの方から「お前は正直に言いすぎだ。真実は人を傷つけるんだぞ」と、すごくしかられました。
辛坊)不用意ですね。
石原)はい。一言でいえば、不用意です。
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辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)