【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第280回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、9月30日から全国公開の『亜人』を掘り起こします。
カリスマ的人気漫画、満を持しての実写映画化!
2017年、東京。病気の妹を救うため、研修医として日々勉学に励んでいた永井圭は、ある日、交通事故で死んでしまった。しかしその直後に肉体が復活、生き返ってしまう。これがきっかけで、絶対に死なない新人類・亜人だということが発覚した圭は、警察や懸賞金目当ての人間に追われた後、亜人研究施設に監禁され、非人道的な実験のモルモットに。
そんな圭に手を差し伸べたのは、同じく亜人の佐藤という男だった。彼は国家転覆を狙い、大量虐殺を繰り返すテロリスト。亜人として佐藤の思い描く未来に共感出来ないままに、圭は亜人と人類との壮絶な闘いに身を投じていく…。
2015年から2016年にかけて劇場3部作、そしてテレビシリーズでは2期にわたりアニメ化された、桜井画門の大ヒットコミック「亜人」。“命を繰り返す”という禁断の設定で連載されるや否や話題沸騰となった衝撃作が、満を持して実写映画化。
人間でいたい亜人と、亜人を救いたい亜人。絶望に苛まれながらも運命に立ち向かっていく青年の姿をエモーショナルに描いています。
亜人であることから国家から狙われる逃亡者となってしまった主人公・永井圭役には、佐藤健。自らの運命に葛藤する圭をダイナミックに、繊細に演じ切っています。
一方、最凶最悪のテロリスト・佐藤役には、綾野剛。彼らの類いまれなる身体能力の高さは、これまでの出演作ですでに実証済み。
今作でも『るろうに剣心』シリーズのアクションチームとタッグを組み、疾走感あふれるアクションで観る者を『亜人』ワールドへと巻き込んでいきます。
また共演に玉山鉄二、城田優、千葉雄大、山田裕貴、川栄李奈、浜辺美波と個性的な顔ぶれが並びます。そんな中、アニメ版では永井圭を演じた宮野真守がナレーションとIBMの声を担当していたり、曽我部役の鈴村健一がアナウンサー役で出演していたり…と、「亜人」ファンにとっては嬉しいサプライズも。
監督を務めたのは、『踊る大走査線』シリーズの本広克行監督。さすが、エンターテインメントを知り尽くした監督だけあって、本作でも濃密なアクションを中心に、徹底的にエンターテインメント性を追求。結果、漫画ともアニメとも手触りの違う新感覚なアクション超大作となりました。
「絶対に死なない男」VS「絶対に死なない男」のエンドレス・リピート・バトル、見応えたっぷりです!
亜人
2017年9月30日から全国東宝系にて公開
原作:桜井画門(講談社「good!アフタヌーン」連載)
監督:本広克行
出演:佐藤健、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、品川祐、吉行和子、綾野剛 ほか
©2017映画「亜人」製作委員会 ©桜井画門/講談社
公式サイト http://ajin-movie.com/