「濯ぐ」の読み方は3種類?教員免許取得のインテリ芸人が解説!

By -  公開:  更新:

小中高の教員免許と保育士の資格を取得している、お笑い芸人ランパンプスの寺内ゆうきが、23日(月)深夜放送のラジオ番組「ランパンプスのオールナイトニッポン0(ZERO)」で、「濯ぐ」の読み方や、漢字の成り立ちを紹介した。

「濯ぐ」の読み方は3種類?教員免許取得のインテリ芸人が解説!

10月中旬から、東京は曇りや雨の天気が続き、週末には台風も接近した。寺内もこの悪天候の影響から大量にたまってしまった洗濯物を干していると、ふと「洗濯の“濯”って何だ?」と疑問に思い調べることにしたという。

寺内:洗濯の“濯”は、「濯ぐ」で「すすぐ」と読むんです

小林:「すすぐ」って平仮名で書くよね

寺内:「濯ぐ」は他にも、「ゆすぐ」「そそぐ」とも読めて、合計3つの読み方があるの

小林:アンドレス・イニエスタ(FCバルセロナの主将)みたい。色んなポジションにいけるんだ

寺内:「すすぐ」「ゆすぐ」「そそぐ」って読み方を知ったら、それぞれの意味が気になった

小林:確かに、「すすぐ」ってあまり使わない言葉

寺内:調べてみたら、「“すすぐ”は、“そそぐ”と同じ意味で、物を洗い流すこと」「“ゆすぐ”は、内側を洗うこと」ということが書いてあった。つまり、「口をゆすぐ」とは言うけれど、「口をすすぐ」とは言わない

小林:うん、「口をすすぐ」とは言わないね

寺内:コップの周りを洗う時は「すすぐ」。だけど、コップの中に水を入れてガシャガシャ洗う時は「ゆすぐ」

小林:外を洗う時と、中を洗う時で違うんだね

寺内:「ゆすぐ」は、中に水を入れて揺らすことから派生した言葉なんだって。それから、「濯」の右側の部分についても、「コイツは何だ?」って気になっちゃって

小林:疑問が多いなあ

寺内:「濯」の右側の部分は、“鳥が飛び立つときに尾を高く上げる様”を表している

小林:しっぽ?

寺内:そこから派生して、“物を上に上げる”という意味が含まれている

小林:ほう

寺内:昔は川で洗濯をして、川から洗い物を上げていたから「濯」ができた

小林:今日の寺内さんは、教員色が強い

寺内:でも、勉強になるでしょ?!ちなみに、曜日の「曜」は日付が変わってまた日が昇ることからあの字になっている。あとは、「抜擢」「跳躍」も全部“上に上げる”という意味が含まれているよね

洗濯の「濯」について一通り分かったところで、実際に高い位置にある物干し竿に洗濯物を干していると「この事か!!」と、漢字と自分の行動がリンクして、思わず嬉しくなったという寺内。先生のように熱弁し、教育芸人ぶりを発揮する相方の様子に「いま深夜の3時半だけど、勉強になった(笑)」と、小林にとっても身になる話だったようだ。

Page top