人形劇は演じながら演出する シュールな人形劇のススメ

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人形劇団ココン 糸による奇妙な夜 横浜人形の家

人形劇団ココン「糸による奇妙な夜」(横浜人形の家HPより)

どちらかと言うとちょっと大人向け。
今週12月16日の土曜日「横浜人形の家」にある「あかいくつ劇場」で行われるのが人形劇「糸による奇妙な夜」。こちらはいわゆるマリオネットをメインに独自の世界を創り出す人形劇団「ココン」による公演で、今回は一人芝居の人形劇とのこと。

作品はブラックでシュールな6つの短編で、赤ん坊のゆっくりした動きと激しいフラメンコが織りなす「生誕の夜」、自分が何なのか分からなくなった爆弾の話「僕って何?」、おばあさんが大きくなりすぎたペペちゃんを箱に入れて捨てに行くという「大きくなりすぎたペペちゃん」など、確かに奇妙でシュールなものばかり。人形劇のイメージがガラリと変わる夜になりそうです。

<ユイカの感想>

人形劇っていうと私はNHKの「ひょっこりひょうたん島」とか恐竜の「がんこちゃん」とか、ああいうキュートなイメージがあったのですけど、チラシの写真を見るとそういう感じじゃないよ……。決して「かわいい」という感じではないですね。

とてもシンプルだけどなんとなく怖い。一瞬のっぺらぼうにも見えるような、目が離れていたりとか口がとんがっていたりとか、でも指はとてもリアルだったりして、奇妙だけど気になる世界観ですね。

こちらは12月16日、土曜日の11時と14時の回があります。大人は高校生以上2,000円、子供は3歳以上中学生以下1,500円です。全席自由。3歳未満のお子様はお膝の上での鑑賞は無料となります。

「文楽」という日本人形は分かりますか? あれを文楽使いの人たちが教えてくれるというのを少しだけ体験したことがあって、すごく難しかった。

簡単にピュッて引っ張ればピッと首が動くかというとそうではないのですよね。割と「薬指のここでこんなに力を籠めるんだ」とか、そうしている内に人形を操っているのだけど自分もその女方になっているような動きをして、すごく不思議な経験でした。

普段演技をするという仕事をしていますが、演じながらもいっぺんに演出するみたいな、そんな感覚が人形劇にはありました。

ぜひこの不思議な世界観を体感してみてください。今日はブラックでシュールな人形劇のご紹介でした。

(12/11日放送分より)

人形劇は演じながら演出する シュールな人形劇のススメ
『太田胃散プレゼンツ 本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ』
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 15:36~ ABCラジオ14:54~

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