1月15日(月)深夜放送の、ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記、月曜日レギュラーアシスタント:松井玲奈)に、TVアニメ『けものフレンズ』の楽曲制作を担当したオーイシマサヨシと、TVアニメ『けいおん!』の楽曲制作を担当したTom-H@ck、社会現象にもなった2つの人気アニメの作曲者がタッグを組んでいる音楽ユニット・OxT(オクト)が登場し、2人の共同制作の方法について語った。
それぞれが音楽家として大成功を収めているオーイシとTomだが、2人が一緒にいる理由はオーイシいわく「楽しいから」。お互いの音楽的な実力はもちろん、人間性も認め合っているそうだ。
そんなオーイシとTomは楽曲制作の際にも、お互いをリスペクトしているからこそ出来る方法で、作品を作り上げているという。
吉田:作家さんとして、音楽は1人で作った方が簡単だったりしないんですか?
オーイシ:どうなんですかね?
Tom:世の中的にはコライトっていうものが流行っているんですよ。
松井:コライト?
吉田:一緒に書くみたいな意味ですか?
Tom:そうそう、2人以上で1つの曲を作っていく。これはアメリカとかから来て、最近日本人とかもやるようになったんですけど、それと同じ様な感じで、良い意味でお互いをリスペクトしてるんで、なんのストレスも無く1つの物を作っていくという。
オーイシ:ストレス無いですねぇ。
Tom:毎回スムーズに作っていく感じはありますよね。
オーイシ:そうですね。
吉田:1人の時と、作り方変えてるんですか?
Tom:変えてますよ。
オーイシ:僕も結構変えてます。
吉田:それって打ち合わせして「こうしようよ」って言ってるんですか?それともお互いに何か持ってきて「OxTはこうだよね」っていう感じですか?
オーイシ:後者ですね。ほんまに狙わずに、来た物に対してお互いがそれに対応する感じというか。
松井:片方が途中まで作って渡したりとかするんですか?
オーイシ:ありますあります。僕がAメロとBメロ作ってTomくんに渡して「サビは作ってください」みたいな(笑)
松井:交換日記みたいですね(笑)
オーイシ:いいでしょ?(笑)
2人の中だけにしか出来ない、独特な阿吽の呼吸で楽曲制作をしているというOxT。ちなみにユニット名はオーイシの”O”と、Tom-H@ckの”T”を、小文字の”x”で掛けたという意味だそうだが、楽曲制作のスタイルもこのユニット名を体現しているのかもしれない。