ホラー作家・平山夢明が明かす あだ名が“鉄砲”な頼れる編集者
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1月24日(水)のニッポン放送の番組『土屋礼央 レオなるど』で、ホラー作家・平山夢明が「頼りになる!」と感じているとある編集者について語った。
平山)基本的にこの編集者はダメなんですよ。発売日に書影が載ってないとか、業界内のイベントのときに腕折っちゃったり。
増山)頼りにならないじゃないですか、それは。
平山)でも、一緒に海外の、セルビアに旅行に行ったとき、タクシーで300円くらいでいけたところに6,000円くらい請求されて。
土屋)うわ。
平山)でも、屈強な相手にもガンガン言うんですよ。おかげで正規の値段になって。あとはセルビアとかボスニアって戦争のあとでゴチャゴチャしていて。国境がものすごくあるんですよ。それで国境わたるのもすごく厳重で、マシンガン持ってる人がバスに乗り込んできたり。でもふと見たらソイツがいないんですよ。周りをみたら国境こえてお菓子買ってきてるんですよ。
土屋)えぇ~~~~!?!?
平山)お菓子食べませんか、とか言いながら(笑)。ちょうど食べたかったんだよなんて。
増山)すごい人ですね。
平山)国内では使えないけど海外で使えるから俺は“鉄砲”って呼んでるんだけどね。
そんな平山が原作、週刊ヤングジャンプで連載中のマンガ「DINER ダイナー」の単行本1巻2巻が発売! かなり怖い内容になっているのだが、平山はホラーの効用についてこう語った。
土屋)ホラーの効用っていうのはどんなところなんですか?
平山)ある種のストレスっていうのは美味しいものを食べたり、楽しくおしゃべりしたりすれば取れるんだけど、ちょっと深いストレスってあるじゃないですか。鍋の底が焦げたようなストレス。そういうものは、良質なホラー作品に触れると取れますよ。鍋焦げたら、もう1回火にかけて焦げを浮かせて落とすでしょ。良質のホラーはそれをやってくれますよ。
増山)たしかに逃避できますもんね。
平山のオススメは「悪魔のいけにえ」「デッドゾーン」だ。
土屋礼央 レオなるど
FM93AM1242ニッポン放送 月~木 13:00~16:00