3/9(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ①
石破氏の語る深夜放送
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター石破茂(元自民党幹事長)
鳥取からノイズ越しに聴いたオールナイトニッポン
今日のコメンテーターは元自民党幹事長の石破茂氏。石破茂氏は鳥取県の出身であり、ノイズの中をかいくぐってオールナイトニッポンを聴いていたという。石破世代にとっての深夜放送とはどのようなものなのだろうか?
高嶋)石破さんは昔、キャンディーズの大ファンだったとか。
石破)キャンディーズだけではありませんが。
高嶋)だけじゃないです? あとは何でしたっけ。
石破)あとは太田裕美さんも、岩崎宏美さんも、河合奈保子さんも、柏原芳恵さんも、あべ静江さんも大ファンです。
高嶋)出ますね~(笑)。
石破)男性が一人も出ないところがミソで。
高嶋)本当ですね。ご実家のあった鳥取ではラジオ入りましたか? 深夜は。
石破)半島からの電波の方がよく入ったりして、なかなか入りませんでした。ですから、良いラジオを買って、何とかニッポン放送を聴きたい、オールナイトニッポンが聴きたいと頑張りました。昭和40年代の話ですからね。その頃はオールナイトニッポンなんて聴くと、都会っぽくなったような気がして、苦労して聴いたのはよく覚えています。
高嶋)そうですか。昔、ラジオ作りなんてのが流行りましたよね。鉱石ラジオ。
石破)鉱石ラジオ(笑)。はいはい(笑)。
高嶋)あんなのもやったことあります?
石破)鉱石ラジオは……作ったねえ。
そんな年代ギリギリ最後くらいですけどね、ラジオ作りとか。とにかくラジオでしたもの。テレビって家に一台しかないから。とにかくラジオ。ラジオなら自分の部屋で聴ける。高嶋)ちょうど自分の部屋が与えられるくらいの経済的余裕が、日本の家庭でも出てきたかなと言うような頃です。そのあたりがラジオとマッチしてるのですよね。
自室で聴くオールナイトニッポンは憧れの東京のカルチャーだった
石破)自分の部屋で聴けるメディアってすごかったし、やはり我々地方の子は東京に対する憧れがありましたからね。
高嶋)石破さんのときはまだオールナイトニッポンは全国ネットはされてなかったのですか?
石破)全国ネットじゃなかったです。
高嶋)じゃあシャーシャーいう中を。シャーシャーザーザーガーガー。それをくぐって。
石破)くぐって、とにかくチューニングするのが大変で。でも意外と最新型のICラジオよりも真空管のほうがよく入るのですよね。とにかく聴くのは大変なことでした。
高嶋)エアチェックなんかしてましたか?
石破)したした! 最近、若い人にエアチェックなんて言っても、何のことでしょうか? テープ編集って何ですかそれ? と言われてしまう。何となく悲しいですね。
高嶋)この間も武道館でオールナイトニッポン50周年【あの歌をもう一度コンサート】というのがあって、太田裕美さんとかお出になりましたけれども、皆さん変わりなく、超満員ですよ。
石破)そういう世代はこれからも増えると思いますね。私今61歳ですが、私のすこし下までオールナイトニッポン世代ですもの。
高嶋)そうですね。政治とは関係ない話になってしまいましたけれども、そうやって鳥取の個室で耳を澄ませて電波を拾っていた石破少年のことをイメージすると、何か嬉しくなりますね。
石破)そういう人は多いと思いますよ。
高嶋)なまじ、良い音じゃない方が中波のラジオって何か遠くから音が聞こえてくるようでありがたみがありましたね。
石破)そうですね。だから、パーソナリティの人と自分が直接繋がっているような感じがしましたよね。
高嶋)ハガキは書きましたか?
石破)ハガキは書かなかったな何故か。気恥ずかしくて書かなかったのかもしれない(笑)。
高嶋)ちょっと思い出話になりましたけれども、ラジオも相当変わりました。今やradikoの時代ですけども。
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00