米軍ヘリ窓落下~日本政府がするべきことは何か? 石破茂
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12/15(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
落下した窓は日米地位協定に基づき米軍に返却
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター石破茂(自民党衆議院議員・元防衛大臣)
米軍ヘリの窓が小学校に落下 翁長知事「到底容認できない」
沖縄県宜野湾市の小学校の運動場にアメリカ軍のヘリコプターの窓が落下した事故を受け、沖縄県の翁長知事は昨日防衛省で山本防衛副大臣と会談し「到底容認できない」と抗議した。また会談で翁長知事は沖縄にある全てのアメリカ軍機の緊急総点検と飛行中止を改めて求めた。
一昨日普天間第二小学校の運動場に落下したのは重さ7.7キログラム、およそ90センチ四方の窓で、普天間飛行場に配備されている「CH-53E“スーパースタリオン”」大型輸送ヘリコプターの操縦席右側に付いていて、乗組員の緊急脱出用に設計されていた物だということです。校庭には60人ほど児童がいたのですが十数メートル離れていたということです。
昨日県警が普天間飛行場に立ち入ったのですが、窓自体は日米地位協定の関連規定に基づいてアメリカ軍に返却してしまったのですね。
一歩間違えれば命に関わる事案 日米地位協定は本来平等でなければいけない
高嶋)普天間の状況というのは石破さんにも百も二百も合点の話なのですけど、行ってみると「何でこんなところに基地があるんだろう?」と結果的にはそうなっていますよね。周辺に住宅が密集していて、こういう事態は今後も十分考えられますよね。
石破)怪我された児童が1人、でも本当に直撃していたら命に関わるお話なのですよね。こういう状況が二度と起こらない為に「だから辺野古に移設するんだ。以上、おしまい」ではどうにもならなくて、これが本当に当たっていたらどうなるのかということを考えてやっていかなければいけないことで、それは沖縄の怒りとかそういうのは当たり前の話であって、政府はアメリカ軍の飛行というものをどのようにして安全にしていくか。あるいはこういった、ヘリの窓が落ちるというのは「ちゃんと定期点検をやっていたの?」ということで、何でこんなことが起こったのか。
常に「再発防止」ということは言う、私が大臣のときも言ってきた。それを「アメリカがこう言っているから」ではなく日本政府として「本当に納得しましたから」ということを沖縄県の方々に言わなければいけないですよね。
高嶋)日米地位協定ですが、あれはあんなにギャーギャー言っているのに、僕はアメリカという国は嫌いじゃないし普通に接していると横須賀なんかでも良い人が多いのですよね。だけどいざこういう事件が起きるとえらく冷たい。今回は警察を入れてくれましたけど、これは一言でどうなのですか?
石破)在日米軍に与えられる地位と対等にしようと思ったら、日本の自衛隊をアメリカに置いて、そこにおいて日本の自衛隊がどう取り扱われるかということなので、平等でなければおかしいのですね。そういう議論をしていかないとこの話はいつまで経っても前に行かない。それが本質だと私は思いますね。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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