第30回山本周五郎賞を受賞した、佐藤多佳子作の小説「明るい夜に出かけて」が、オールナイトニッポン50周年スペシャルラジオドラマとして放送されることが決定した。
2013年4月から2016年3月まで放送されたラジオ番組「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」のリスナーである登場人物たちの葛藤を描き、第30回山本周五郎賞を受賞した青春小説「明るい夜に出かけて」が、オールナイトニッポン50周年の記念としてラジオドラマ化。現役のオールナイトニッポンパーソナリティを中心とした豪華キャストが出演する。
同番組のヘビーリスナー・はがき職人であり、社会での自分の居場所・人付き合いに悩む主人公の富山一志を演じるのは、自身も現在、毎週月曜日の「オールナイトニッポン」を担当している菅田将暉。ほかにも、富山が働くコンビニで偶然出会う同作のヒロイン・佐古田愛役を女優の上白石萌音が、富山のバイト先の先輩・鹿沢大介役を三代目J Soul Brothersの山下健二郎が、そして富山の幼馴染・永川正光役を花江夏樹が演じる。
先日、上記主要キャスト四人が登場するシーンの収録が行われた。番組について主人公を演じる菅田将暉は「ラジオならではの出会い・ラジオだからこそ生まれてくる笑い声。好きなもので繋がることって、ほんとに幸せな出会いだなと思います。辛いことがあったとしても、自分の好きなものに背中を押されて、頑張っていこうと思えるそんな作品になっています。いやー、ラジオってすげー!!!」とコメント。
そして、ヒロイン役を務める上白石萌音は「原作小説は、主人公の心の中を覗いているような感覚でした。言葉やラジオが持つ力と、人と人との繋がりが持つ温かさを感じ、時間を忘れて一気に読んでしまいました。共演者の皆さんが、ニッポン放送に所縁のある方々ということもあり、収録は最初から心地よい雰囲気でした。皆さん役にぴったりで、しかも本当にお声が素敵で…ずっと聴いていたいと思いました。尊敬する先輩方と密にご一緒できてとても光栄でしたし、沢山学ばせていただきました。感情の高まりがぶつかり合って、一度きりの化学反応が起きた気がします。とても濃密な時間でした。」とコメントを寄せた。
さらに、山下健二郎(三代目J Soul Brothers)は「個人として初めてのラジオドラマでした。声だけで全て表現するため難しかったですが、貴重な体験をさせていただきました。普段話してる話し方とは違い、滑舌に気をつけながら間をたっぷり取りながら話す演技は、ラジオドラマならではですね!完成したのを聞くのが、今から楽しみです!」、花江夏樹は「普段声優としてラジオドラマ等は多く経験していましたが、こうしてフィールドの違う方々と一緒にお芝居ができてまた違った面白さや発見がありました。携わらせて頂き、とても光栄に思います。」と、それぞれコメントを寄せた。
声優の花江夏樹を除く三人は、これがラジオドラマ初挑戦となったが、作品中に描かれた、深夜ラジオリスナーなら誰もが感じたであろう想いに感銘を受けた彼らの熱演が光っていた。また、本作には他にも、ラジオパーソナリティ経験のある豪華キャストが多数出演予定。誰がどのような形で出演するのか、続報が待たれる。
オールナイトニッポン50周年スペシャルラジオドラマ「明るい夜に出かけて」は、4月16日(月)深夜1時から、主演の菅田将暉がパーソナリティを務める「菅田将暉のオールナイトニッポン」内で放送される。
番組概要
■タイトル:オールナイトニッポン50周年スペシャルラジオドラマ『明るい夜に出かけて』
■放送日時:4月16日(月) 深夜1時~『菅田将暉のオールナイトニッポン』内で放送(ニッポン放送をキーステーションに全国36局ネット)
■出演:菅田将暉・上白石萌音・山下健二郎(三代目J Soul Brothers)・花江夏樹ほか
■番組HP:https://www.allnightnippon.com/
■メールアドレス:suda@allnightnippon.com