4月27日放送　ゲスト：歌手・女優　小柳ルミ子　第5回

大のサッカーファンであり、その論客としても注目される小柳ルミ子が初めてのサッカー本『パスコースがない？　じゃあ、つくればいい。——ルミ子の勝手にサッカー学』を上梓。これは年間2,000試合を観戦する彼女の独自の視点から書かれた「サッカー学」の書である。

重いハンドバッグを持ち歩いている意外な理由

黒木）毎日、さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺っていくあさナビ、今週のゲストは歌手で女優の小柳ルミ子さんです。
ハンドバッグを持っていますよね。このハンドバッグが非常に重いんです！　「もうちょっと整理したらいいのに」と思うくらいに何でも入っていて。ものすごく重いのに細腕で持っているので、理由を聞いてみたら、「筋トレです」って。私、ビックリしちゃって。日常から筋トレをやっていらっしゃるわけですね？

小柳）そうです。私にとっては、これが、日常が細かい積み重ねなんです。もちろん軽くした方がいいのは分かっているけど、あえて重くしているんです。だって、持って歩く時間は1日につき1時間もないでしょう？　だったら、できるじゃない。「これもトレーニング」と思えば。

黒木）「日々が大切」というのは、本当にひしひしと分かりました。ですけど、撮影とかが入るとそっちに集中したいから、なるべく撮影以外のときはラクしたいじゃないですか。

小柳）私、それもやってるよ。　家ではだらしないし。

黒木）でも、筋トレはどうしているのですか？

小柳）筋トレは日々の生活のなかでやっています。ジムにも行かない。

日常のなかで少しずつ～小柳ルミ子流の筋トレ

黒木）手軽にできる筋トレは、ハンドバッグ以外には、どういうものが？

小柳）「パワーアンクル」とか。足首におもりをマジックテープで付けて、日常生活するの。脚力を鍛えられる。

黒木）家でそれを付けているんですか？　うわぁ……

小柳）プレゼントしよっか？

黒木）いらないです（笑）。全然だらしなくないじゃないですか！

小柳）いや、だらしないよ。

黒木）でも、そのおもりを付けているでしょう？

小柳）もちろん外したりもするし……あとは、テレビ観ながら腹筋運動やストレッチとか。だって、それはべつに、だらだらですよ。

黒木）いやいや……

小柳）あとは、歩くことは苦じゃないし。歩くときもヒップをキュッと上げて歩くように意識しているし。

黒木）やっぱり、日常のなかでトレーニングしていく、ということですね。

小柳）歯磨きしながらストレッチしたり、足裏を伸ばしたり……お風呂で柔軟したり。そういう日々の細かい積み重ね。瞳ちゃんはまだ、私の年まで何年もあるんだから。

黒木）勉強させていただきます。

小柳）パワーアンクル、プレゼントしようか？

黒木）いらないです。

小柳）いらない？　まあ、あなたはタップで鍛えているから。

黒木）別のことで考えます（笑）。

強いだけじゃなく弱さも同居しているから魅力的に見える

小柳）自分に厳しく、他人に甘く。でも、私と瞳ちゃんで唯一違うのはお酒が飲めないことだね。

黒木）そうですね、でもそれくらい。

小柳）弱いところ、あってもいい？

黒木）ポキッと折れそうな、その脆さみたいなものが同居しているので、魅力になっているのだと思います。ただ強いだけじゃなくてね。話を伺っていて、スゴく感じました。だから、そういう真逆の側面があるから、それがルミ子さんの魅力になっているのかな、と感じました。

小柳）それは嬉しいですね、本当に。

黒木）ルミ子さんの東京書籍から発売された『パスコースがない？　じゃあ、つくればいい。——ルミ子の勝手にサッカー学』、私もしっかり読ませていただきたいと思います。

小柳）ぜひ、読んでください。

黒木）これからも頑張ってください！

小柳）瞳ちゃんもね。頑張ってよ。　何か悩みがあったら、いつでも相談に乗るから、私の相談も乗ってください。また手料理食べさせてくださいね。

黒木）いつでもお安いご用です。

小柳ルミ子／歌手・女優

1952年生まれ。福岡県出身。
筑紫女学園中学校卒業後、宝塚音楽学校に入学。
1970年、宝塚音楽学校を卒業後、NHK連続テレビ小説「虹」で女優デビュー。
1971年、平尾昌晃プロデュース「わたしの城下町」で歌手デビュー。大ヒットを記録し、日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得。天地真理･南沙織らとともに「三人娘」と呼ばれ、一躍大スターとなった。
その後も「瀬戸の花嫁」「お久しぶりね」などヒット曲を連発。NHK紅白歌合戦にも18年連続出場するなど、歌手として大活躍を続ける。
また女優としても活躍し、1983年公開の「白蛇抄」では日本アカデミー賞･最優秀主演女優賞を受賞するなど、映画･ドラマで活躍。
最近はサッカーファンとしても知られ、年間2,000試合以上を観戦。書き溜めた観戦ノートは100ページ以上。サッカーの解説を担当したこともある。
4月26日には独自の視点からサッカーを語る、『パスコースがない？　じゃあ、つくればいい。～ルミ子の勝手にサッカー学』という本も出版される。

（2018年4月27日放送分より）

ENEOSプレゼンツ　あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月～金 6:43～6:49