4月20日放送　ゲスト：タレント　パンツェッタ・ジローラモ　第5回

ジローラモさんはイタリア出身。日本在住30年（1988年来日）。男性向けファッション誌「LEON」の表紙を飾った数でギネス認定！　世のおじさんの憧れ“ちょいワルおやじ”の代表です。

人生はドキドキとワクワクが大事！

黒木）毎日、さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺っていくあさナビ、今週のゲストはタレントのパンツェッタ・ジローラモさんです。
貴重なお話をずっと伺ってきましたが、今日で最後。せっかくなので、恋愛に関して伺いたいと思います。現在55歳ですよね。

ジローラモ）そうです。ゴーゴーですね。

黒木）やはり女性の目は気にされますか？

ジローラモ）そうですね。男性はいつもドキドキしたいと思っています。心のなかで、死ぬまでドキドキしたい。女性に対してもそうだし、それ以外にも。人間はドキドキしないともったいないじゃないですか。だから、ドキドキすることは、女性と付き合うことじゃなくても、ワクワクすることは大事だと思います。

ジローラモさんにとって恋愛とはワクワクすること

黒木）ジローラモさんの奥様は日本人ですが、日本人の女性というのは、どう分析していますか？

ジローラモ）ボクの家内は強いですね。ボクのことを支えて、社会にプッシュして、何か仕事を手伝ってもらったり。おかげさまでいろいろできました。やはり、愛がいろいろな形で現れることがあります。結婚して、30年間一緒に住んで、そういうところで、ドキドキすることもあるけど、長い間一緒に住めば住むほど、愛が違う感じで現れます。そのときに自分で忘れちゃいけないのは、ワクワクすること。第1回目でも言いましたが、塩と胡椒をかけないと、愛がフラットになるんです。そうならないように、ちょっとケンカがあったり、仲良くしたり、外でご飯食べたり、恋愛の関係がずっと生きるじゃないですか。それが大事なことだと思います。新しい人に会ったりすると、ワクワクする。ワクワクは、新しい車に対してもあるし。ワタシが仕事するときに、キレイなモデルさんと一緒に撮影するのもワクワク。何故かというと、ワクワクを感じて相手がhappyになると、写真がキレイになるでしょ？

黒木）アハハ、そうですよね（笑）

ジローラモ）笑顔が自然になって、全然違うんですよ。ボクの場合はわざとじゃなくて自然に出ますが、それはとても大事です。自分の仕事を笑顔なしですると、みんなにいい気持ちが伝わらないかもしれない。笑顔ですればするほど、みんなスムーズに、いい感じに行くこともあります。
だから、ボクにとって恋愛は出会いというより、ワクワクすることですね。死ぬまでワクワク。たとえば、道でキレイな女性がいたら、「オハヨウゴザイマス！」と言います。

黒木）知らない人でも？

ジローラモ）そうです。向こうは「ナンパしてる？」と思うけど、ナンパじゃないんですよ（笑）。そういう、1つのメッセージ。きれいな花を見たら、「いい匂いですね」と言いたいですよね。けっこうワタシは言うから、人から見るといつも「ナンパするんだな」と（笑）。でも、違う表現をする感じですね。

サーフィンのように波を乗り継いでいくのが人生

黒木）ジローラモさんはこれから、どういう……でも、これまでも道を自分で作って自分で歩いているから、これからの人生って質問も変ですね（笑）

ジローラモ）変というより、自分のなかで何をしようかな、と。でも逆に何か考え始めるとよくないです。そういう流れがあるから、それに乗る。サーフィンと同じです。ウェーブが来たら、その上に乗った方がいい。そのウェーブが過ぎたら、違うウェーブを待っていればいい。だから、ワタシがウェーブを作っているわけじゃない。

黒木）でも、船に乗っていなければいけないですよね？　沖にいちゃいけない。帆を上げておいて、ウェーブを待つ。

ジローラモ）そうです、それが大事。たまに間違えた船があるかもしれないけど（笑）、でも、それもしょうがないです。

黒木）面白い人生というか、スゴく明るくて。本当に元気をいただきました。

パンツェッタ･ジローラモ ／ タレント　
1962年生まれ。55歳。イタリア出身。身長176cm。
16歳まで地元の有名クラブでサッカーを続けるも、ケガによりやむなく断念。
ナポリ建築大学在学中に亡き父親の後を継ぎ、歴史的建造物の修復に携わる。
ナポリ建築大学中退後の1988年に来日。（以降、日本在住）
明治大学卒業後、NHK教育テレビの「イタリア語会話」に出演。
以降、テレビや雑誌を中心に祖国イタリアについて紹介。2006年にはイタリアから騎士の称号「カバリエレ～イタリア連帯の星勲章」を贈られる。
イタリアを紹介する仕事をしながら、モデルとしても活躍。
ファッション誌に数多く登場し、「ちょいワルおやじ」の代表として人気に。
2014年3月には「連続して最も多くファッション誌の表紙を飾った男性モデル」というギネス記録が認定された。連続数は150回以上！

（2018年4月20日放送分より）

ENEOSプレゼンツ　あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月～金 6:43～6:49