ジャーナリスト・山路徹、世間を騒がせた「ミャンマー拘束事件」の真相語る

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ジャーナリスト・山路徹、世間を騒がせた「ミャンマー拘束事件」の真相語る

ジャーナリストの山路徹が、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(5月18日放送)に出演し、2010年に自身がミャンマーで3日間拘束された事件に関する詳細を語った。

2010年以前も、ボスニア紛争やコソボ紛争で拘束され、「ジャーナリストに拘束は付き物」と語る山路。そもそもジャーナリストの世界に足を踏み入れたきっかけは、1988年に始まったビルマ(現・ミャンマー)の民主化運動であるという。山路にとって非常に重要な現場だったが、2007年の取材中に、同行した記者カメラマンが射殺される事態になってしまう。その反省を生かし、3年後、2010年の総選挙の取材では、きちんとした取材をしようと決意したという。

しかし、当時軍事政権だったミャンマーは、海外メディアを一切入れずに情報を閉ざした状態で総選挙を行っていた。そこで山路は、現地で何が起きているのかを突き詰めるべく、タイのミャンマー国境から川を渡って入国したという。身分を偽るため、タイの理髪店で現地の住人のようなヘアスタイルを装い、ペン型の隠しカメラを胸元に忍ばせてミャンマーに乗り込んだとのこと。現地では、案の定軍事政権の横暴な選挙が行われており、憤りを感じたという。取材を終え、タイに戻ろうとしたその時、黒いワンボックスカーが目の前に止まり、屈強な男たちに車の中に連れ込まれ、拘束されたとのこと。実は、タイ側にはスパイがおり、山路の行動は全て筒抜けだったという。

留置場に放り込まれるように入れられた山路は「入ると、糞尿の臭いが溢れていて、僕の他に50人ぐらいいたんです。」と当時の状況を語った。さらに、軍事政権と反軍事政権の戦闘も始まり、山路が入れられた留置場の周りにロケットランチャーの弾が降り注いだという。監視員はすでに逃げ出し、鍵が開かない留置場でそれが一晩中繰り返され、「ダン!という音が(遠くで)したかと思ったら空気を切り裂くような音で、バァーン!とくるんです。俺は次の弾で死ぬかもしれないと何度も思いました。」と語った。

一連の過酷なエピソードを聞き、驚きを隠せないパーソナリティの垣花正アナウンサー。その後、解放されるまでの過程を尋ねると、「うちの会社の社員から鈴木宗男さんに訴えて。鈴木宗男さんが外務省に働きかけてくれたんです。」と、友好的な形で釈放されたことを明かした。この一連の事件は、当時、日本でも大きく報道されていたが、山路は「僕の悲劇はここから始まったんですよ」と、その後、世間を賑わせた不倫騒動に自虐的に触れ、スタジオの笑いを誘った。

垣花正 あなたとハッピー!
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ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!

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