上白石萌音、番組開始1年を超え実感「ラジオはコミュニケーション」
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5月18日(金)深夜放送の「上白石萌音 good-night letter」で、パーソナリティの上白石萌音が、“お返事ナイト”と題してリスナーから届いたメールを読み、それぞれに返事を返した。
番組のコンセプト“手紙”らしく、季節にまつわる話やメッセージなど、ほっこりする内容のお便りを時間の許す限り紹介していった上白石。以前の放送で上白石が、朝井リョウの初エッセイ『時をかけるゆとり』をオススメしていたのを受けてのメッセージや、先月に番組開始1周年を迎えたことに触れる質問といった、様々なお便りに上白石が“お返事”を返した。
(メール)「朝井さんのエッセイ面白いですよね。周りとの心理的な距離の詰め方や、そこまで考えてるの!?という思考の深さが好きです。第2弾のエッセイ『風と共にゆとりぬ』も最高なので、ぜひ読んでみてください。あと毎週日曜日にニッポン放送で放送されている『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』は、高橋みなみさんと朝井さんの軽快なトークが聴けますよ!」
「絶対読もう、『風と共にゆとりぬ』!タイトルからして最高!私もうほんとに『時をかけるゆとり』はいろんな人に紹介しまくっていますね。ちょっと凹んでいる子とかに、これを読め!って差し出して、笑ってもらって。
何なんでしょうね…普段自分が感じていても上手く言葉にできないこととかを、的確に、しかもユーモアを交えつつ、なんでこんなに面白く書けるんだろうって、もう文才が爆発しているなぁっていう。
でも私この本『時をかけるゆとり』を買った一番の決め手が本の帯だったんですけど、帯に『圧倒的に無意味な読書体験』って言葉が書いてあったんですよ。本を買わせるために『無意味』って書くその逆説が最高に効いていて(笑)もうこれは読むしかないだろうと思って。無意味なようでとても意味のある読書体験でしたね。」
(メール)「ラジオを始めてもう1年が経ったとのことですが、ラジオを始める前はどんな風に想像されていましたか?また、1年を迎えた今、萌音さんはラジオをどんなものだと認識されていますか?」
「そうねぇ…ラジオ始める前は、私は本当にお喋りが大好きで、だから、本当に一人でひたすら喋っていいんだ!って思って。おうちでは、喋っていても途中から飽きられてあんまり聴いてもらえないので、ちゃんと聴いてもらえる場所ができる!ってワクワクしていたんですけど(笑)
でも始めてみたら、一人じゃなかったなぁって思いました。常に向こう側に誰か(リスナー)がいて。一人語りだと思ってたものが実はコミュニケーションで、私と誰かの1対1の会話なんだなっていうことに気づきました。
そして、このラジオの時間が何よりの楽しみなんですよね。やっぱり普段の仕事では女優としての役を演じているわけで、自分のことをお話する機会はあんまりないから。だからラジオは、一番”素の自分”でいられる場所です。」
リスナーからのお便りを読みながら、ラジオという“コミュニケーション”を楽しんだ上白石。そんな上白石にとって憩いの場でもあるこの番組だが、6月8日(金)公開の映画『羊と鋼の森』にて妹・萌歌と初共演を果たすことを受け、再来週のこの番組では、妹の萌歌をゲストに迎えて二人で姉妹トークを展開することが決定。どんなやり取りが繰り広げられるのか、要注目だ。