ＦＣバルセロナとのパートナーシップ開始に関する記者発表会が行われた。フォトセッションに応じる。リオネル・メッシ（左）、ネイマール　　＝１３日午後、東京都世田谷区　撮影日2017年07月13日 提供産経新聞

「草野満代夕暮れWONDER4」では、、FCバルセロナのリオネル・メッシ選手のエピソードを紹介した。

リオネル・メッシ選手。

言わずと知れたアルゼンチン代表、FCバルセロナのスター選手。サッカーをあまり知らない人でも、この選手の名前は耳にしたことがある、という人も多いのではないでしょうか。

2016年、そんなメッシのユニフォームを着た少年が、SNS上で話題になりました。少年が着ていたのは、所謂レプリカユニフォームではなく、水色と白のストライプ模様のポリ袋。しかし背中にはマジックで「MESSI 10」の文字。その姿は誰が見ても明らかに、アルゼンチン代表のメッシ選手のユニフォームでした。

少年はアフガニスタンの農村部に暮らす5歳のムルタザ君。
この手作りのユニフォームは、15歳のお兄ちゃんが弟のために作ってくれたもの。そんな愛らしい弟の写真はSNSを通じて世界中にひろまり、メッシ本人の目にも止まります。メッシ選手はユニセフを通じて、サイン入りのユニフォームをムルタザ君にプレゼント。さらに、ムルタザ君にはユニフォーム以上のプレゼントが待っていました。

その年の12月、カタールで行われた親善試合に招待され、メッシ選手に対面することが出来ました。エスコートキッズと左手を繋いで入場するバルセロナの選手たち。その先頭にはメッシ選手と、その右手を握るムルタザ君。
更に、ボールをセンターマークに置く大役も努めました。ところが他の子が退場した後も、メッシ選手に駆け寄り、離れようとしないムルタザ君。
遂には審判に抱きかかえられ退場することになりましたが、スタジアムの選手も笑顔。ムルタザ君には温かな歓声が降り注ぎました。

プレー以外の部分でも、世界中のサッカー少年たちの心を離さないメッシ選手。いよいよ再来週に迫ったワールドカップでの活躍が、夢見るサッカー少年たちの心をさらに熱くさせることでしょう。

「草野満代 夕暮れWONDER4」
FM93AM1242ニッポン放送　月曜-木曜16:00-17:40