巨人・内海 復活の陰には元チームメイトの存在

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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月17日放送)では、後半戦第1戦となった昨日の阪神対巨人戦で好投、巨人に5連勝をもたらしたベテラン・内海投手を取り上げ解説した。

内海哲也 プロ野球 阪神 巨人 甲子園球場

【プロ野球阪神対巨人】巨人先発の内海哲也=2018年7月16日甲子園球場 写真提供:産経新聞社

昨日、後半戦がスタートしたプロ野球ペナントレース。わが阪神は巨人との伝統の一戦だったんですが、ジャイアンツの「後半戦の開幕投手」を務めたのが、今年15年目のシーズンを迎えた36歳・内海哲也投手です。

ランナーを出しながらも、6イニングを1失点で切り抜け、今シーズン3勝目。巨人はこれで5連勝、勝率を5割に戻しました。(虎ファンとしては悔しい!)

内海は2011年・12年と、2年連続で最多勝のタイトルを獲得。2012年は日本シリーズMVPに輝くなど、ジャイアンツを支えるエースでしたが、2013年に13勝したのを最後に低迷が続き、去年はわずか2勝止まり。一昨年推定4億円だった年俸は、去年2億円→今年1億円と、2年連続で半減!

エースの座も、いつしか菅野に奪われ、今シーズンの春季キャンプは、新人の年以来、14年ぶりの2軍スタートという屈辱を味わいました。

開幕1軍にも漏れ、「内海はもう終わった」という声も囁かれる中、2軍の試合で防御率1点台と好投を続け、再び這い上がってきた内海。5月10日、東京ドームの阪神戦で、今シーズン初登板初勝利を挙げました。お立ち台で

「この舞台に帰りたいという、強い思いでやってきました」

と、思わず目を潤ませた内海。復活の陰には、同学年の親友の存在がありました。

社会人時代、東京ガスのチームメイトで、去年限りでユニフォームを脱いだ、片岡治大(やすゆき)です。2013年オフ、片岡が西武から巨人へFA移籍して、2人は再びチームメイトになりましたが、片岡は移籍後、相次ぐ故障に悩まされ、不完全燃焼のままユニフォームを脱ぐことになりました。

その無念さを、誰よりも理解していた内海。「ヤスのように引退するのは、とても悔しいこと。自分は『やりきった』という気持ちで現役を終わりたい」と、決意を胸に体を鍛え直し、1軍に昇格。先発不足に悩むチームを救ったのです。

昨日の試合後、

「チームが勝つことがうれしい。粘り強く投げることが僕のスタイルなので」

と語った内海。2位以下は混戦が続くセ・リーグですが、こういうベテランの存在が、最後にモノを言うのかもしれません。

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