ニッポン放送のラジオ番組「垣花正 あなたとハッピー！」（7月19日放送）にて、「靴紐は、なぜほどけるのか！？」と題して靴紐について特集した。

どんなにしっかり結んでも、いつの間にかほどけてしまうことの多い靴紐。年間で換算すると、12時間以上も靴紐を結んだり解いたりしているというデータもあるという。しっかりと結んだはずの靴紐が、なぜ解けてしまうのか。この謎について、カリフォルニア大学教授のオリバー・オライリーが研究結果を発表している。オリバーの研究によると、人が走っている時、蝶結びされた紐には、7Gという重力がかかっているとのこと。富士急ハイランドのジェットコースター「FUJIYAMA」が最大でおよそ3.5Gのため、とてつもない力が靴紐に加わっていることが分かる。

また、紐がほどけやすい靴とほどけにくい靴の違いについて、シューフィッター養成認定機関「足と靴と健康協議会」と、靴のショップなどを運営する「足と靴の研究所」に話を聞いた。両者の共通する見解として、ほどけるのは靴の問題ではなく、紐に問題がある場合が多いという。靴紐の形状は、「平紐」と「丸紐」の2種類に大きく分けられ、「平紐」は、ほどけにくいのだが、紐自体の強度は低め。一方「丸紐」は、強度は強いが、「平紐」と比べると、解けやすいとのこと。つまり、紐がほどけやすい靴には、「丸紐」が使われている可能性がある。靴紐がほどけやすくて悩んでいる方は、一度紐を変えてみると解決するかもしれない。

垣花正 あなたとハッピー！
FM93AM1242 ニッポン放送　月-金　8:00-11:30