オリラジ中田敦彦が語る、ネットニュースの正体
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毎週水曜日午後6時から放送のニッポン放送「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」。2時間半にわたる“本音”トークの中から、allnightnippon.com編集部が厳選した内容を、中田敦彦の“熱い語り”そのままに、毎週お届けする。なお10月17日の放送は、ニッポン放送ではプロ野球クライマックスシリーズ中継のためオンエアされず、午後7時から8時50分までネット局のみでの放送となった。
「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」今週の“中田論” 第3回(10月17日放送分)
「幸福洗脳(中田がプロデュースするファッションブランド)の反響がすごいよ」なんて言ってて。さっきTwitter見てたら「本当ですか?」「証拠が欲しい」とかさ。ただね、俺さ結構儲けたぞとは言ったじゃない。あれは言わずに済むのがタレントなんだよ。しれーっとするのが普通のタレントだけど俺は結構ちゃんと「儲けたよ!」って言った。そしたらさ、がっつりネットニュースになるのね。
もうさすごいのよ。スタッフの方がネットニュースをまとめてくれて10月10日から17日の約7日間で14個ものネットニュースにこのラジオ及び中田のことが書かれてました。俺は毎日書かれてんだね。すごいよなあ。それが良いことかどうかすら分からないけれども。
この前、新商品のために問屋街に行ったのね。そこの地元のおばちゃんが「あっちゃん、なんか色々書かれてて大変だけど応援してるよ!」って言われて。そうなんだ、ネットニュース見てんだって思ったんだけど。ネットニュースってなんなのって話だよね。
「ニュースになった」ってみんな言うのよ。だけど、ネットニュースとニュースってクオリティが全然違って。Yahoo!ニュースでもさ、共同通信とか日経新聞とかしっかりしたところが出してるやつあるじゃん。なんだか分からない人がなんだか分からない名前を書いたり書かなかったりして出してるジャンクなニュースが玉石混交。もう混ざってアップされているところが、今は過渡期なんだなと思いますよね。
その上で受け手側がちゃんとしたニュースなのか、ジャンクなニュースなのかをまだ選り分けられていない。ネットリテラシーの低い上の世代ほど、俺のことを心配してるのね。親父からも心配のメールが来たりして。「アナタがやっていることは大丈夫ですか?」とか。親父大丈夫だってって(笑)そういうところからすると心配しないでねって。
俺ね、この書き方イヤだなと思うのは。こんなところをいじってもしょうがないんだけど、これからもネットニュースになるし、今日も絶対なるからネットニュースとはなんぞや。あんまり心配するなよってことも含めて言っておきたいんですよね。
基本的にさ、タイトルに「非難殺到」とか「だから嫌われるの声」とかあるけど、それこそエビデンス(根拠)がないのよ。記者が記名してなくてさらにネットではこんな反響で炎上している系の記事が、記者が一番自信がないって俺は思うの。「俺はこう思うぜ」で勝負してるのが俺じゃん。「みんなこう言ってるよ」なんてことは言ったことがないわけですよ。しかも名前を出してさ。
何もかもさらけ出して勝負してる俺に対して、名前も隠してみんながこう言っているっていう記事とのケンカなんだよ。だから心配しなくていい。そんなやつに俺は絶対負けないから。むき出しの俺でむき出しの言葉で何もかもさらけ出している奴と無記名でみんながこう言っているだけの記事が毎週14個並ぼうが俺は負けないから絶対大丈夫。だからそこは心配しないでねってことだけかなあ。
簡単に「炎上」とか「批判殺到」とか書くんだけど、冷静にハッシュタグを見るとね、ムチャクチャ良い意見とか好意的に見てくれたり楽しんでくれている人が多くて、そこをしっかり見ていただきたいなということです。ここでネットニュースは今後触れなくてもいいかなって感じ。なんか面白い記事があって記名だったらその人を表彰したい。「ネットライターなんぼのもんじゃい」ってみんな言われ飽きてると思うのよ。その人達も殺伐とした気持ちで書いてると思う。俺はこのラジオをやっていて楽しい。充実している。
でもその人達は記事をアップロードするたびに何かがすり減っているはずなんだよ。でもそんな人達の中でも気概を持って記名で「中田、おいお前!」って言う奴がいたら、それは名前をちゃんとピックアップして「このネットライターさん面白いよ」って言うから。これを聞いてるネットライターさん! 俺は信じてる、アンタのことだ。アンタだけは面白い記事を書いてくれるよな。エビデンス(根拠)も込みで名前も出して俺と勝負してくれよ。そういうネットライターを俺は募集してる。そういうのは辛辣な意見でも拾いますのでぜひ書いていただきたいなと思ってます。