オリラジ中田敦彦が語る、店舗出店における立地の重要性と”裏原宿”の凄さ

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毎週水曜日午後6時から放送のニッポン放送「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」。2時間半にわたる“本音”トークの中から、allnightnippon.com編集部が厳選した内容を、中田敦彦の“熱い語り”そのままに、毎週お届けする。

「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」今週の“中田論” 第4回

オリラジ中田敦彦が語る、店舗出店における立地の重要性と”裏原宿”の凄さ

前回(の放送で)言いましたよ。今、乃木坂に物件申請してるんすわ、ってね。で、言ったら、「どこの街に(物件を)出すかってのは実は重要じゃない」って言った訳ですよ。ね。言ったら裏原もドーンっていったけど元々は原宿の竹下通りとかラフォーレが凄かった訳で。裏原がバーンって火がついたのは、そこで1個ブランドが当たったからであって、裏原の街が最初からすごかったわけじゃないんじゃないかっていう説と共にですね、僕は今もうその縁あって乃木坂で良い物件があって申し込んだわけだから、まあ審査が通るかどうかはまだわかんないし、同時に申し込んでる人もいたらしいから、もしかしたら厳しいかも知んないけど、乃木坂で出してそこをバズらせてやる! 街ごとバズらせてやるよ! って俺は言ったわけですよ。先週ね。

ただ放送のあと気になったわけ。「あれ、裏原ってどんな街だっけ?」って気になっちゃったんすよ。裏原ってどんなんだったけねって。よくよく考えたら俺、裏原の事とかめっちゃ熱く語ってたけど10年くらい行ってなかったなと思って、10年以上かな。ほんと高校時代くらいのときにさ、なんだろうな「裏原ブランド」みたいなのがさ、バーンってもうバズって、凄いなみたいな、裏原かっこいいみたいな、そういう時があって、その時に何回か行った気がするけど、もちろん芸人になってから、なんかあんまり近づかなかったなって。なんかそのほら、すごい若い人とかもいるだろうし、「あ、中田だ」ってなるのも面倒だな、と思って怖いな、と思って行かなかったわけですよ。だからもうイメージの存在だったのね。俺にとってね、原宿ってのはね。

で、気になっちゃって。あの放送のあと、よし視察に行こうって。原宿に詳しい俺の知り合いがいるんですよ。Youtuberのね、こじかるって奴がいるんですけど。「お前、原宿の近辺に住んでるだろ。あの裏原をさ、ちょっと案内してくれ」と。わかりました、って案内してもらったの。凄い街だよ。いや凄い町だよ。俺も竹下通りがすげーってのはなんとなく分かってたんすよ。ワー、みたいな、観光客、ワーみたいな、地方からの女子中高生もワーみたいな、外国人もワーみたいな。でも裏原ってのはもうちょっと落ち着いたさ、まあオシャレピープルが、なんとなく買い物してる感じのイメージだったんだけど、そんな事じゃないんだよ。裏原宿なんてもう裏じゃない。ド表(おもて)。バリバリよ。もうギャンギャンに人いたよ。俺ね「あれ?ここ休日のディズニーランドかな?」って。本当に、俺上京したてかっていうくらい面喰らったもんね。いやなんか俺の想像してたより10倍人いるんですけど、みたいな。めちゃくちゃ賑わってるんですよ。

で、俺が目標にしてるね、ブランドが、最初(初回放送の際)にいってたけどさ、fxxkingrabbits(インスタグラムのアカウント)の「Smoking kills」っていうさ、あのTシャツ売ってるfxxkingrabbits。あの店がさ、すげーんだよ裏原でもう4店舗くらい出てんの。なんか一個ドーンてあるだけじゃないだよ。もうなんかギャラリーがドン、みたいな。さらにコラボ店がドン、みたいな、コンセプトなんとかがドンみたいな感じで。もう4つくらい。勢力が凄くて。そこにさ、もうギャンギャン人入ってんの。凄いね。もうスニーカー屋がさ、もう何なんだろう。凄い数の外国人も来てて。アジアから、ヨーロッパから、もうその若い人から、物凄い来てて。うわ、これは凄いな、と。で、「ここで物件借りるってどうなの?」って聞いたら、「いや、空かないっすね」と。

正直ここで物件を見つけようなんて言ったら、(普通は)届くでしょ図面とかが。空きましたー、なんて。空きそうですなんて。図面が届いて。まずさ、普通不動産屋いったら、今空いてる図面みるじゃん。空いてるとこありますかね? いいとこありますかね? これくらいの家賃でこれくらいの相場なんですけど、とか、これくらいだー、とか見せてもらって。じゃあちょっとこれとこれ内見行こうかなーって。これが俺たちの不動産屋さんとの付き合い方だろ。ここは異論ないはずなんだよ。だけどそんなことじゃない。もう今空いてしばらく経って、募集して2週間、3週間、いや1か月、2か月経ってる物件なんてのがまず無くて。もう空きますよ、この3か月後に空きますよみたいな物件の情報を待って無いといけないわけですよ、まずは。ずーっと待ってる。何か空いた瞬間言ってくださいね。って言わないといけないわけ。で、空いた瞬間に図面届けてもらうっていう風に整えた上で、空いた瞬間に図面見てさ「あ、良いじゃない。これ内見行って良いですか?」なんて言ってたらもうおしまいなんだって。ダメなんだって。もう取られちゃうんだって。だからあの、もう文言は良いから図面だけをあの来たらすぐ届けて下さい、とメールで。で、メールが来た瞬間に図面だけ見てすぐ電話して「ココ決めます」って言わないと、内見行ってる暇に取られちゃうんだって。すごくない? そんな土地ある?

だからそれくらいもの凄い数の人が集まってコンテンツが良いものがあれば、それは商売の繁盛は間違いがないから。(空き物件が)出ないのよ。イケてる店は絶対に繁盛が止まらないから出ないし。出る店があろうものなら、もうピラミアよろしく、もう食いつきが凄いんだよ。ウワーって。そんな業界なの。凄い。

そりゃもう私思いましたよ。原宿に出したい! って。裏原に店出したい! って思いました、心の底から。えー、そんなんだったら裏原に申し込めばよかった。って。裏原~裏原~って言って。だってさ、ラジオでも言えるし、俺、半年しかねーんだぜ、このラジオ。(※この番組は2018年10月~19年3月までの期間限定)このラジオ半年しかねーのによ、三か月まって図面です、よし決まった! なんつって。言ったらもう今からやったってあと3カ月しかねー。多分な。もう原宿~って思ってたの。

まあでもさ、いや今からでも遅くねえよ、申し込もうぜ、つって。その原宿の不動産屋さんにさ、同じ作戦でさ、「図面出たらすぐ言ってくださいね。そしたらもう僕なんかね、図面見たら、すぐね、すぐ貰います。なんつって。すぐ電話返しますからね。内見どうのこうとかって業界じゃないのは僕も耳に挟んでますからね。」なんつってね。良しと。乃木坂の物件の申し込みはしたけれども、まあ基本的に可能性薄って言われたから。そこはもうごめんなさいしてもう裏原作戦にかけるぞ、と。「ちょっと体勢立て直しや。裏原に出店する為の体制整えようや」って言ってたんですよ、スタッフとね。

そしたらスタッフのとこにプルルルって電話が来て、「お、どうした?」って聞いたら、「あ、中田さん! 乃木坂の物件決まりましたよ!」って。「えー!?」って。えー、ちょっと待て待て待て待て待て待て、「ちょっと待って、決まったのか?」って。「決まりましたよ! 良かったですね! 決まりましたね!」って。ちょっと待って待って待って待って。これって、まあもしかしてだけど、何だろうな、今からこう、キャンセル的な、事言ったら怒られたりなんかするのかな?」っていったら物凄いそのスタッフに怒られて。「いや怒られるに決まってますよ! 不動産とそのオーナーとで色々あって、色々了承を得て、OKだしてもらったんですから、この段階でね、他も調整して、蹴って、中田さんOKになったのにこんな状態でキャンセルしたらその不動産屋とオーナーはもう絶縁ですよ。その不動産屋にオーナーからなんちゅう客掴ますんだ、つってもうブチ切れること間違いないですよ!」って。あー、なるほどね。やばいねそれはって。どうしようかね? って。

よし、切り替えよう。もう切り替えよう。こうなったら。俺はね、電車がもうさ、駅を出発してから飛び乗るような人生を続けてきたわけじゃないですか。ラジオ明日始まんぞっていう時にネットショップ立ち上げて、で、よっしゃ買えーつって、ダーって買ってから、Tシャツ作り始めて。無茶苦茶に次ぐ無茶苦茶をしてきた男ですよ。面白いじゃない。なかなかのピンチくれるね。あんた。って思った。今、俺の「あんた」ってのは神様ね。おー、神様あんた面白いね。となかなかのピンチくれるじゃない、えー、何、乃木坂で物件決まって店開かなきゃいけないのね。もう俺があれだけがまざまざと立地の大切さを知った後に。裏原というあの街のえげつなさを知った後に、あの閑静な、閑静な、人っ子一人歩いてない乃木坂の街に俺が店を開くことはもう決まったのね。面白いね神様。やってやろうじゃない。この店に一回行列でも作ってやろうじゃない。って。

オープンしますからね。責任取って下さいよ。リスナーの皆さん。私は今、もう闇の中にボートを漕ぎだしたんですよ。来月です。11月。11月の上旬にはですね、お店をもう開くことになりました。

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