若手女性シンガーソングライターが語る 曲作りと“客観性”
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2月27日(水)深夜放送のラジオ番組『ミュ~コミ+プラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、女性シンガーソングライターのましのみが出演し、人に伝わるように作る曲と、そうではない曲についての作り分けについて語った。
2月20日(水)にセカンドアルバム『ぺっとぼとレセプション』を発売したましのみ。このアルバムには、「聴いてくれた人にスッと伝わってほしいと思い作った曲」と、「自分勝手に作りたいと思った曲」が収録されているそうで、ましのみ自ら『全曲聴かなきゃいけないアルバム』と語った。 さらに、どのような基準でその2パターンの曲を作り分けているのかを明かした。
吉田尚記アナウンサー:分かりづらい曲と、リスナーに寄り添おうとしている曲ってどう違うんですか?
ましのみ:私の考え方としては、面倒くさい考え方もあるし、ハッピーな時もあるし、あからさまにどん底な時もあるし、いろんな価値観があるので、どの曲も私の価値観を通しているのは変わりません。 ただ、それを歌にする時に「どっちの言葉を使うか」、「どれぐらい隙間を空けるか」、「メロディをどっちにするか」という時の基準というかセンスが全く別のものを使っていると思うんですよね。なので何かを妥協してどっちかになっているというか。別のセンスを働かせてそうなっています
吉田:つまり、分かりづらい曲は自分がリスナーになっている感じですか?
ましのみ:そうかもしれないです。もう自分が「超刺激的! 最高! ウェーイ!」っていう感じで(笑)。リスナーに寄り添おうとした曲はそこに1個客観が入るのかもしれないです
吉田:なるほど
ましのみ:1回置いて、この言葉も好き、この言葉も刺激的、でもこっちを選んだ方がスッと入るのかもしれないとか、そういう客観が入っているのかもしれないです
さらにその後、「自分の曲に客観性を入れる」ことについて、最初は「曲が薄くなりそう」という思いから怖かったと明かしたましのみ。しかし、客観性を入れてみた曲も周囲から「ましのみの曲だね」と評価されたことから、自信がついたのだと語った。
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