高齢者向け自動販売機に“とろみ”調整を付けた理由とは?
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(5月15日放送)で、ある新機能がついた自動販売機を紹介した。
施設の中などでよく見かける、コーヒーやココアなどのカップの自動販売機。先日、ある新機能がついた自動販売機が便利すぎると話題になった。
その新機能は・・・「とろみ」。カップの自動販売機って「クリーム」や「お砂糖」の量が設定できるボタンがある。これに「とろみ」ボタンが加わったのだ。「とろみ」ボタンを押すと、コーヒーやココアなど自動販売機で売られているすべての飲み物にとろみが加わる。
この自動販売機が設置されているのは、岐阜県内にある介護老人保健施設。
なぜ「とろみ」機能がついたかというと・・・通常の液体の飲み物は、喉を通過する速度が速いため、高齢者の方の体についていかず、飲み物が肺や器官に入る「誤嚥」の原因になる。それを防ぐために、喉をゆっくりと通る「とろみ」が付けられる自動販売機が登場したというワケ。
ちなみに、自動販売機でつけられる「とろみ」は、でんぷん由来の片栗粉ではなく、医療機関で使われている専用の「とろみ材」だという。
草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)