「草野満代 夕暮れWONDER4」（2月27日放送）で、東京メトロ・銀座線の溜池山王駅にある、自動販売機のエピソードを紹介した。

2月23日、東京メトロ・丸の内線の車両がおよそ30年ぶりに新しくなったというニュースがありました。4年後までにすべての車両を新型に入れ替え、それまで使われていた車両は「引退」してしまいます。「引退」した電車は、廃車になってしまうそうなんですが、中には、再利用されるケースもあるそうです。

東京メトロ・銀座線の「溜池山王」駅では、飲み物の自動販売機に2017年に引退した「銀座線01系」の部品を再利用しています。電車が自動販売機に、再就職したんですね。自販機には、実際に使われていた「行き先」のプレートなどがあり、それには「溜池山王」駅と書かれていて、乗車定員数などが記されたプレートには「一人一人と向き合う」との意味を込め、「定員1人」と書かれてます。

お金を入れて、飲み物を買うと、車掌さんの声が流れて、「お金の駆け込み投入は、おやめください」や「足元にご注意ください。出口は下側です」という音声が聴けます。たくさんの人を目的地へ届けた「銀座線01系」。これからは、たくさんの「癒し」を届けてくれるんでしょうか。

電車を再利用した自販機は、2月22日から溜池山王駅の11番・12番出口中央付近に設置されています。

「草野満代 夕暮れWONDER4」
FM93AM1242ニッポン放送　月曜-木曜16:00-17:40