6月19日(水)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』が話題のカメルーン出身のマンガ家・星野ルネが出演し、日本人の父親とカメルーン人の母親が結婚に至るまでの馴れ初めを語った。
タレントとしても活躍する星野ルネは、カメルーン生まれの兵庫県姫路市育ち。父親が日本人研究者として、猿の生態調査のためカメルーンのジャングルに赴いたのをきっかけに、現地スタッフとして働いていたカメルーン人の母親と出会ったという。そして結婚して星野が生まれたのだが、その両親の馴れ初めは、非常に変わったものだったという。
吉田尚記アナウンサー:お父さんが日本人の研究家だったんですか?
星野:父はチンパンジーとかの生態を調べるために、母の住んでいたジャングルの手前の村に滞在しに来ていて。ジャングルで動物に出会うのは大変なので、村の案内人にガイドしてもらって、ジャングルの中にキャンプを作って猿の群れを探していたんですね。そのガイドスタッフの中の1人が僕の母だったんです
吉田:つまり職場結婚ってこと?
星野:オフィスラブならぬジャングルラブですね
吉田:すごい! 日本人とカメルーン人の結婚ってあまり聞いたことないですよね?
星野:だから母の村の人たちはみんな、母が詐欺で騙されてると思ってたんです。想像できないから。アフリカ人が外国に行くのは、お金もないし無理ですし
吉田:でもお父さんは最終的にそれを信じさせたの?
星野:信じさせました。カメルーンの母のパスポートとか「日本に住むための手続きとかをして迎えに来るから待ってて」って言って。それで母は待ってたんですけど、村の人は「アテにするな」って言ってて。そしたら、約束の1年後くらいに父がカメルーンに迎えに来たんです。村のみんなは「マジかよ! 本当に来たよ!」って
吉田:お父さん伝説の人じゃないですか!(笑)
星野:レジェンドですよ!
また星野は、物心ついた時にはすでに日本に移住していたため、カメルーンに里帰りした初日の晩御飯に出てきた「センザンコウ(アルマジロやアリクイに似た動物)」に驚いたことなど、日本育ちならではの経験を明かした。
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