林家彦いち 落語家生活30年で一番の失敗を明かす
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落語家の林家彦いちが、ニッポン放送「高田文夫と松本明子のラジオビバリー昼ズ」に出演し、これまでの落語家生活で一番の失敗談を明かした。
落語家生活30周年を迎え、記念独演会を行った林家彦いち。そんな彦いちが挙げた最も大きな失敗は、「怪談話 幽霊跳ねる」。入門当時、林家正雀の怪談噺で幽霊役に抜擢された彦いちだが、幽霊の衣装は着流しではなく先が長くなっているタイプで、速く動くには適していなかったという。
イイノホールで行われた本番では、怪談噺に静まり返った終盤、正雀の声に合わせて登場する彦いちに客が悲鳴を上げるまでは完璧な流れだったというが、のちにアクシデントが起きてしまったとのこと。
彦いち:いつもやっている(新宿)末廣亭と袖の長さが違うので、暗いうちにはけられなかったんです。明るくなってもまだいるので、師匠が「お前何でいるの?」って言う目で。
高田:幽霊と目が合っちゃったんだ。
彦いち:でも早くいなくならないといけないので、持ち前の脚力で、ぴょんぴょん跳ねながら移動しました。
静まり返るはずの客席を、その“ぴょんぴょん”によって大爆笑に変えてしまったという彦いち。しかし、「何年かたった後に、正雀師匠が枕で『あのぴょんぴょんがキョンシーかと思いました』とネタにしてくださったんです」と懐かしそうに語った。
高田文夫のラジオビバリー昼ズ
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 11:30~13:00
(9月9日放送より)
番組情報
高田文夫先生と、キャラクターの濃~いパーソナリティがお送りする「昼休みのお笑いバラエティー」ラジオビバリー昼ズ!