黒木瞳×広末涼子「役柄で身に着けた特技で続いているものは何?」
公開: 更新:
黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、女優の広末涼子が出演。映画の役柄で習った特技について語った。
黒木)今週のゲストは女優の広末涼子さんです。お母さんでもあり女優だから、朝は得意ですよね。
広末)もう習慣ですよね。
黒木)夜はどう?
広末)夜はだめですね。黒木さんもそうですか?
黒木)仕事がないときは、8時とか9時に寝ちゃいますね。
広末)私も9時に本を読みながら、一緒に寝ちゃいます。
黒木)朝は「ズバッ」と起きますよね。
広末)フル稼働。朝から動き過ぎているのでしょうね。
黒木)でも体のためには、朝動くのがいいらしいですよ。そんな涼子ちゃんは、映画『噓八百 京町ロワイヤル』にご出演です。京都で撮られたのですよね?
広末)ほぼ京都で撮影しました。
黒木)京都は馴染みがあります。
広末)今回もご一緒させていただいた中井貴一さんと、『柘榴坂の仇討』という映画を京都で撮影した以来でした。今回、初めて茶道をお勉強させていただきました。お家柄で茶道が当たり前に身についている女性の役だったので、お道具をホテルに持ち込んで毎朝毎晩、復習しました。シーン的にはそれほど多くないのですが、撮影では全部を通してやってほしいということだったので、一連での動きを覚えなくてはならなかったのです。母が茶道をしていたことを思い出して、母に「お道具持ってる? 短期間で茶道をマスターするにはどうしたらいい?」と聞いたら、「まずその考え方が間違っているわよ。茶道は短期間でマスターするものではないから」と言われて。
黒木)それで先生について。
広末)そうですね。お稽古をつけていただいて。
黒木)でも綺麗にシャカシャカやっていたではないですか。
広末)ありがとうございます。動画を撮って、自分で覚えながらやりました。茶道と向き合いつつ、実は今回の映画でたばこを吸ったのが初めてで、たばこの練習をホテルでしていました。
黒木)大丈夫、指が震えていなかったもん。
広末)本当ですか? 吸われる方が観れば、絶対に気づかれると思っていました。吸わない人が吸っている芝居をすると、格好がついていないみたいな。
黒木)格好ついていました。
広末)たばこを出して、火を着けるところが難しくて。雰囲気がわからないので。
黒木)役者をやっていると、何でも経験が役に立つのですよね。
広末)確かに。でも私はすぐに忘れちゃうのですけれど。
黒木)私も。
広末)この間、一生懸命に三線を習って、弾けるようになったのに、もう全然弾けないのですよ。嘘みたいに、まったく弾けない。
黒木)私もバンドの役をやったときにエレキギターを練習して、そのときはできたけれど、それ以来、触れませんもん。
広末)役柄で身につけたもので、継続しているものはありますか?
黒木)ないですね。
広末涼子(ひろすえ・りょうこ)/女優
■1980年、高知県高知市出身。
■1994年、中学2年生のときにCMオーディションに優勝して芸能界デビュー。その後、数々のCMに出演して社会現象ともいえる人気を獲得。
■1997年、映画『20世紀ノスタルジア』で映画初主演。
■1999年、映画『秘密』『鉄道員』に出演。日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
■2008年、映画『おくりびと』に出演。日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。
中井貴一・佐々木蔵之介W主演の『嘘八百 京町ロワイヤル』(公開中)に出演。
※大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商(中井貴一)と、腕は立つのに落ちぶれくすぶっていた陶芸家(佐々木蔵之介)がタッグを組む「開運お宝コメディ」。
※2018年に公開された『嘘八百』の続編・第2弾。
※広末さんは、再会した2人と幻の茶器に深くかかわる京都の着物美人・志野を演じる。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳