見えない民主党の方向性~米大統領選 候補者選び初戦がスタート

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月4日放送)にジャーナリストの有本香が出演。アメリカ大統領選の民主党候補について解説した。飯田浩司が休みのため新行市佳が進行を務めた。

3日、米アイオワ州デモインの劇場で始まった民主党の党員集会(共同)=2020年2月3日 写真提供:共同通信社

アメリカ大統領選挙、候補者指名争いがスタート

11月のアメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの初戦、アイオワ州の党員集会が現地時間3日に行われる。野党・民主党は最新の世論調査で、4人が接戦を繰り広げている。

新行)アメリカ大統領選挙、民主党の主な候補としてはジョー・バイデンさん、バーニー・サンダースさん、エリザベス・ウォーレンさん、ピート・ブティジェッジさんということです。

有本)ピート・ブティジェッジさんという人は、インディアナ州サウスベンドの市長です。この人が38歳という以外、残りの3人は70歳以上の高齢です。選ばれる可能性は低いのですが、ブティジェッジ元市長は同性愛者であるということを公表しています。アメリカではこういった政治家が非常に多いです。また8ヵ国語を話すという、非常に新しい方です。バイデンさんがいちばん有利ということになっていますが、民主党は多くの候補者が出ています。それは、たくさんの人が手を挙げる元気があっていいねということではなく、民主党という党派が今後どうなってしまうのかということです。

ワシントンで、弾劾裁判の審理入りを前に記者団の取材に応じる検察官役のシフ米下院情報特別委員長(アメリカ・ワシントン)=2020年1月21日 写真提供:時事通信

民主党の方向性が見えなくなっている

有本)いまの段階では、トランプ大統領が非常に有利です。トランプ大統領の弾劾と言ってはいましたが、これも結局は何でもなかった。実はいま世界的に起こっている問題ですが、イギリスがブレグジット、EUから離脱しました。これは保守政権ですよね。アメリカもトランプ大統領の失言によって、リベラルである民主党の方向性が見えなくなってしまった。トランプさんへの攻撃しか行うことがなく、自分たちが新たに国民に提供できる道筋のようなものが見えなくなっている。日本においてもそうですよね。日本の野党が何を国民に提供してくれるのかがまったく見えませんし、リベラルの人がよく言う多様性といった言葉だけはおどるのですが、変な言い方をすると、私たちにとってそれはどう美味しいのか。

新行)そうですね。

中東和平案を発表し、握手するイスラエルのネタニヤフ首相(左)とトランプ米大統領(アメリカ・ワシントン)=2020年1月28日 写真提供:時事通信

左派のアピールするものがなくなって来ている

有本)もう1つ大事なことは、「保守」や「リベラル」などと言うのですが、例えばトランプ大統領の行っている政策、あるいは安倍総理の行っている政策。これをよく見ると、実は左派的な政策をかなり取り込んでいるのです。だから左派の人たちは自分たちのよって立つもの、アピールするものがなくなって来て、勢いがポリコレの方に行ってしまっています。あるいは現時点での大統領や、総理大臣をただひたすら追及するということになってしまう。今後の国民の生活をどうよくしてくれるのか、示すことができなくなっているという状況です。そういった意味で、バイデンさんも疑惑追及と民主党が言っていながら、この人自身がウクライナでの息子さんの権威など、だいぶ怪しいところがあります。やはり民主党の候補は厳しいのではないかと思います。最初の山になるところは、アイオワ州の党員集会ということですね。注目して行きましょう。

新行)民主党がいかにして、トランプ大統領との差異化を出せるかというところにかかって来るのですかね?

有本)そういうことです。

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