3月15日（日）に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「三菱電機プレゼンツ 戸田恵子 オトナクオリティ」（ニッポン放送・毎週日曜14時～14時30分）に、タレントの松村邦洋がゲスト出演。芸能界屈指のプロ野球好きである松村と、プロ野球や実況中継の面白さを語った。

番組冒頭で戸田は新型コロナウイルスの影響について、「みなさん、それぞれ大変な思いをされています。友達の役者さんなんかも上演中だったけれども、『明日から来なくてもいいよ』と言われた方とか、これから初日を迎えるのに延期になったりとか」と周囲の状況を明かし、自身についても「3月15日に舞台に立つ予定だった、なんばグランド花月での吉本新喜劇の公演も中止となりました。中止というか、いずれもう一度やるかもしれませんけれども、そんな事態になっております」と報告。

こうした状況を踏まえつつ、「開幕直前のプロ野球を自宅で10倍楽しむ方法」と題し、ゲストの松村と、テレビやラジオの野球中継の面白さを語った。

戸田：ラジオのナイター中継を聞いて育ったという松村邦洋さんですが、放送局によって、実況アナウンサーの特色とかあるんですか？

松村：そうですね、（各局のアナウンサーは）やはりベテランのアナウンサーから学んで、歴代のアナウンサーの真似をしているから。『これはTBSだな』、『これはニッポン放送の系列だな』って、なんとなくわかりますよね。

戸田：やっぱり、まっちゃんには分かるんだね。

松村：大阪だと、毎日放送とか朝日放送とか、それぞれの喋り方っていうのがありますね。特にニッポン放送の野球中継は、番組名も『ショウアップナイター』なんでね。オーバーに言うんですよね。『さぁ、ピッチャー新浦、バッター岡田に第三球、投げた！ 打った！ 大きいぞ、センターバック！ センターバック！ これは、入るか！？ どうだ！……センター、ゆっくりこちらを向いて、前進してキャッチ！』って。

戸田：あはははは（笑）

松村：ラジオを聞きながらテレビを見ていると、普通に浅いセンターフライなのに、『入るか！？ 第4号ホームランか！？』って言っていて。

戸田：ラジオって面白いね。ラジオドラマでもそうなんだけど、やっぱり想像してもらう世界だから。

松村：妄想ですよね。テレビはパッと分かるけど、ラジオはやはりどんどん膨らんでいきますよね。

戸田：だから実況ってすごいと思う。アナウンサーの中でも、スポーツアナウンサーって限られた人でしょ？ みんながみんな、できるわけじゃないと思うんですよ。私、本当にスポーツ実況をしている方をリスペクトしているんですよ。即効性というか、すぐに何かを伝えられる話術も必要だ、リサーチもして、いろんなことを勉強しなきゃいけないんでしょ？

松村：そうですね、大阪城だったら『さー、この大阪城ではかつての夏の陣と冬の陣、豊臣秀吉と真田幸村が戦った場所が今こちらにあります。ここで第1球投げたー！』みたいな。

戸田：そんなスポーツ実況で、いろんなスポーツを実況されるアナウンサーさんがいらっしゃいますけども……。

松村：やっぱり古館伊知郎さんですね。

戸田：ど素人の私でも、F1を古館さんがずっと中継されていたことを、めちゃくちゃ印象に残っていますもんね。

松村が得意のものまねをたっぷり披露しつつ、スポーツ中継の思い出を語った二人。この他にも松村が、熱狂的な阪神ファンである父親との思い出や、球団創設85周年を記念して作られた、ドキュメンタリー映画「阪神タイガース THE MOVIE～猛虎神話集～」についてなど、プロ野球愛を吐露した。

また今回の放送では、高画質のテレビなら、野球をはじめとするスポーツ観戦が特等席で見ているような気分を味わえるということで、インドア生活を快適に過ごしたいという人におすすめのテレビとして、三菱録画テレビ REAL 4K RA2000シリーズを紹介した。