演歌歌手の森山愛子が、4月13日(月)放送のニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」内のコーナー「ゲストとハッピー!」に電話で生出演。去年5月に発売したシングル「尾曳(おびき)の渡し」が2019年の「令和発売曲 カラオケ総合ランキング」で10位となる快挙を達成したことを受け、その喜びを語った。
このランキングではOfficial髭男dismと米津玄師がそれぞれ2曲ずつランクイン。その他にもトップ10には、若者から絶大な支持を集め俳優だけでなく歌手としても活動している菅田将暉や、老若男女に愛されるバンド・スピッツなど若者に人気のアーティストが名を連ねるなか、演歌では唯一「尾曳の渡し」が唯一トップ10入りとなった。
垣花正アナ:名だたるアーティストがいるなか、10位に「尾曳の渡し」、森山愛子!
森山愛子:10位ということで、びっくりしましたね。
垣花:これ「尾曳の渡し」って渡し舟なんですよね?
森山:はい。群馬県の館林市に、すごく大きくて長い沼があるんですね。そこを舞台にした情熱的でドラマティックな大人の演歌を作っていただきまして。
垣花:これはつまり……道ならぬ恋なんですか?
森山:そうなんです。女性が男性を連れて逃げていくという。男性が女性を連れていくということが多いと思うんですけど、逆なんです。
垣花:今っぽいですね。森山愛子さんの中にはそういう強さはありますか?
森山:自分自身が優柔不断なところがあるので、どちらかというと男性には引っ張ってもらいたいですね。
垣花:だけど、この歌の時はグッと入り込むんですよね。この歌が、カラオケでこんなに歌われるのはなぜだと思いますか?
森山:なんでしょうか……。自分で考えると、ちょっと難しい節(歌いまわし)とかが出てくるんですよね。そこがカラオケ好き、歌が好きな方にとっては歌ってみたいって思いを掻き立てる歌詞だったりメロディーだったりするんじゃないかなって思います。私も、難しい曲をいただいた時は「何くそー!やってやるぞ!」って気持ちになるので、そんな感じなのかなって自分では思っているんですけど。
垣花:この歌すごい(歌うのが難しい)ですよね。よくまぁこんな難しい歌を歌ってみようと思う方が多いです。すごいテクニックが必要ですよね。この曲を歌う人にアドバイスはありますか?
森山:歌の中で同じ言葉が2回重なるところがあるんです。1番で言うと「離れない」「離れない」ってところなんですけど、そこは一人デュエットみたいな感じで、1回目は男性になり切って強めに、それに応えるように2回目の「離れない」は女性っぽく歌うと、雰囲気がまた、ぐっと上がるかなって思います。
カラオケランキングでトップ10入りした「尾曳の渡し」の内容について紹介し、さらに、カラオケで歌いたい人に向けて上手に歌うためのアドバイスをした森山。シングルの発売から約1年、今後も「是非歌って欲しい」と語っていた。
番組情報
ニッポン放送「垣花正 あなたのハッピー!」内で毎週月曜日9時36分頃に放送。
垣花正が様々なゲストを招いてお話を伺うゲストコーナーです!