小池知事が慌てて休業要請緩和を前倒し~都知事選を見てか

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月26日放送)にジャーナリストの有本香が出演。東京都の休業要請緩和について解説した。

【小池百合子東京都知事定例会見】定例会見に臨む小池百合子東京都知事=2020年5月22日午後、東京都新宿区 写真提供:産経新聞社

東京都、休業要請を緩和

国の緊急事態宣言の解除を受け、東京都は休業要請を都が作成したロードマップ「ステップ1」に移行した。26日から博物館や図書館などが利用できるようになり、飲食店の営業も午後10時まで延長されることとなる。

飯田)また、ステップ2への移行も2週間で判断すると最初に言っていたのですが、29日に判断する会議を開くとのことです。早ければ、週末(30日)にもステップ2へ移行の可能性もあります。

緊急事態宣言下の渋谷の様子=2020年5月17日午後、東京都渋谷区 写真提供:産経新聞社

休業要請緩和に希望~1~2日で判断を変更させたのはなぜか

有本)6月1日からはステップ2というようなことになるのでしょう。前倒しになって、6月1日からは、いろいろな商業活動が正常化できるのではないかという話が、25日の午後には聞こえて来ました。それには「待っていました」という方が多くいらっしゃいます。私も飲食関係の方々にお話を伺っていたのですけれども、経営的にある程度余裕を持ってやっていた方々でも、丸々2ヵ月以上はお店を閉めているようなものなのです。3月の後半から、ほとんど閑古鳥が鳴いていましたからね。

飯田)緊急事態宣言前からね。

有本)2ヵ月以上閉めている状況では、本当に厳しいということでしたから、「6月からは正常化させたい」という希望を持っていますので、それはいいのです。ただ、やはり行政としていかがなものかと思うのは、ほんの1~2日でこれだけ判断が変わってしまうのはどうなのだろうということです。これはおそらく世論を見たのでしょう。ロードマップを発表したときに、「このスケジュールで行ったらデスロードマップになってしまうのではないか」と言われていました。小池知事としては、7月5日の知事選にも影響するだろうというところも睨んで、急遽早めたのでしょう。国からのいろいろなサジェスチョンがあったとも聞いています。無論、科学的な根拠を100%詰めることはできません。最終的には、政治判断をせざるを得ない。ただ、多くの人が、「これは科学的に見ても妥当なのだ」というところで結論づけなければいけないと思うのです。しかし、今回の流れを見ると、科学的にはどうだったのだろうかと。これだけ1~2日で判断が変わってしまうのならば、「いったい何を基軸に判断していたのですか」という疑問を持たざるを得ないですよね。

【新型コロナ】人々が帰路につくJR新宿駅前=2020年5月8日午後、東京都新宿区 写真提供:産経新聞社

今後考えるべき2つのこと

飯田)15日に都が出した7つの指標がありましたが、そのうちの3つくらい、新規感染者の数や割合はだいたいの目標が出ていたけれど、入院者数などは目標数字がわからなかったですよね。

有本)ようやくこの病気のことがいろいろわかって来たなかで、もっとも重大だと考えなければいけないのは、医療体制も含めて、重症化する人をどうするのかです。その辺りがわからない。もう1つ、東京都は感染者数も病床数も発表数字が間違っていました。これについてはいろいろな不手際があったということが漏れ聞こえて来ますが、それについてのしっかりした説明がないのですよね。こういうことをきちんと反省して、遡っていついつの段階から数字が違っていましたと。それらを総合して考えた結果、専門家のご意見をこのように勘案した結果、結論を出しましたという説明をきちんとしなければ、やはり世論を見て決めた結果だと、第2波が来たときには、どういう判断をするのかということになります。

飯田)これを、早めにでも出口戦略の逆の入口戦略を。

有本)これは25日に総理も会見で触れていらっしゃいましたが、もう1度来たときに、どう自粛体制に入るか。ただし、今度は経験値があるわけではないですか。それプラス、今回の自粛解除までの流れというものをきちんと国民に対して反省しつつ、説明する。都民に対してはましてやというところですね。

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