8月5日(水)より上演される本多劇場グループnest「DISTANCE-TOUR-」。既報の東京公演に加え北九州・豊橋・札幌公演の全キャスト&タイムテーブルと東京追加公演が決定した。
全公演キャスト&8/9(日)東京追加公演決定!
新型コロナウイルス感染拡大予防の観点で劇場・観客・演者そしてスタッフの間に生まれた距離を少しずつ縮めていくべく立ち上がった企画「DISTANCE」。この度の第二弾では全国公立文化施設協会のガイドラインを基に、全キャスト&スタッフはPCR検査を事前受診、劇場には抗菌コーティング処理を施し、客席は前後左右を一席ずつ空けるなど、予防対策を一層強化。来場者及び出演者・公演関係者の安全と安心を確保することに努めた上で、リアル来場者をご案内しての「劇場」とバーチャル来場者による「配信」の両形態を全公演でおこない、感染の可能性を限りなくゼロに近づけるものの、決してゼロにはならないという現状を理解した上で上演に臨む。
また今公演では他の地域の劇場再開を新たな目標に掲げ、北九州・豊橋・札幌の3都市でツアーを実施。北九州では小沢道成×寺田剛史による「みんなの宅配便 2020 –distance ver-」、豊橋では古畑奈和、鎌田菜月が川尻恵太書き下ろし朗読劇と伊礼彼方×川尻恵太のふたり芝居の2作品を(伊礼彼方×川尻恵太のふたり芝居は東京公演と同一演目)、ツアーのラストを飾る札幌では小山百代×氏次啓そして江田由紀浩×小林エレキのふたり芝居2作品と、地元で活躍するアーティストとのコラボレーションも決定!
さらに東京では8月9日(日)13時~追加公演が決定した。阿澄佳奈×藤原祐規×吉岡茉祐による朗読劇となる。
総勢28名による17作品を劇場&配信で
本日7月29日(水)12時から東京追加公演&北九州・豊橋・札幌公演の劇場公演チケット先行販売(抽選式)を、8月1日(水)12時からは東京公演のチケット一般発売(先着式)を実施。
刻々と推移する感染者数、余談を許さない状況下で、演者、スタッフ、そして観客との距離をどの様に近づけていけるか。公演形態及び客席環境について感染状況を考慮し安全最優先で判断される。詳しくは下記記載の公式サイトにて。
<公演概要>
本多劇場グループ next 「DISTANCE -TOUR-」
■日程&会場
【東京公演】2020年8月5日(水)~11日(火)@下北沢本多劇場
【北九州公演】2020年8月15日(土)@北九州芸術劇場小劇場
【豊橋公演】2020年8月20日(木)@穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペース
【札幌公演】2020年8月25日(火)・26日(水)@演劇専用小劇場BLOCH
■企画・総合監修
川尻恵太、御笠ノ忠次
■出演者
【東京公演】池田純矢 井上小百合 入江雅人 伊礼彼方 エレキコミック 小沢道成 小林顕作 清水宏 春風亭一之輔 豊永利行 街裏ぴんく 松井玲奈 峯村リエ 宮崎吐夢 矢野奨吾 山谷花純/川尻恵太 永島敬三
【東京追加公演】
8月9日(日)13:00
阿澄佳奈 藤原祐規 吉岡茉祐/川尻恵太 永島敬三
【北九州公演】
8月15日(土)15:00・18:00
小沢道成 寺田剛史/川尻恵太 御笠ノ忠次
【豊橋公演】
8月20日(木)17:00・20:00
古畑奈和 鎌田菜月(SKE48)伊礼彼方/永島敬三 川尻恵太
【札幌公演】
8月26日(水)17:00・20:00
小山百代 氏次啓 江田由紀浩 小林エレキ/川尻恵太 御笠ノ忠次
■料金
【東京公演】(全席指定)
1演目公演回:7(金)、8(土)夜、9(日)、10(月・祝) 劇場公演 ¥4,500/配信公演 ¥2,500
2演目公演回:5(水)、6(木)、8(土)昼、11(火) 劇場公演 ¥5,500/配信公演 ¥3,000
【北九州・豊橋・札幌公演】(全席指定)
劇場公演:前売当日 ¥3,500/配信公演 ¥2,500
■チケット発売日
【東京】
一般発売 8/1(土)12:00~ ※劇場&配信公演、先着式
【東京追加】
先行発売 7/29(水)12:00~30(木)23:59 ※劇場公演のみ、抽選式
一般発売 8/5(水)12:00~ ※劇場&配信公演、先着式
【北九州・豊橋・札幌】
先行発売 7/29(水)12:00~8/2(日)18:00 ※劇場公演のみ、抽選式
一般発売 8/8(土)12:00~
※配信チケット販売終了時間:開演後20分まで
■スタッフ
技術監督:寅川英司
照明:大波多秀起(デイライト)
音響:大木裕介(SoundBusters)
舞台監督:櫻井健太郎、松澤紀昭
演出助手:相田剛志
映像:ワタナベカズキ
衣裳:ヨシダミホ
ヘアメイク:武部千里
宣伝美術:魚住和伸
制作:高橋戦車、半田桃子、矢崎進
共催:ニッポン放送
主催:本多劇場グループ/DISTANCE製作委員会
「DISTANCE」第二弾企画について本多劇場グループ総支配人の本多愼一郎は以下のコメントを寄せている。
DISTANCE-TOUR-に寄せて
DISTANCE 次の舞台へ
6月の本多劇場グループPRESENTS「DISTANCE」
無観客公演でしたが、配信をご覧くださったお客様からたくさんの希望をいただきました
8月、本多劇場で、お客様と一緒に劇場での時間を過ごしたいです
そして日本中の方にもご覧いただきたい
劇場でお客様にも観てもらいながら、全国の皆さまへ生配信も行います
安心できる劇場で感動をお届け出来るように、出演者、スタッフ一同、準備しております
本多劇場グループ 総支配人 本多愼一郎
DISTANCE-TOUR に寄せて
劇場再開の輪を全国へ、そしてツアー再開に向けての第一歩を。
新型コロナウイルス 感染拡大により4月7日より自主的に休館をしていた本多劇場が、6月1日より活動を再開いたしました。
活動再開にあたり、「安全第一」を最優先にした上で劇場を稼働する方法を模索し、たどり着いたのが「ひとり芝居の無観客配信公演 / DISTANCE」でした。
当公演は好評を博し、初日の模様は39媒体に取り上げられ、観客動員も9公演で6,812名に達しました。
本多劇場で実際にご案内できるお客様の約2倍の数にあたり、客席稼働率50%以下という命題を前にした演劇界において、とても前向きなメッセージを届けることができました。
ただ、あくまでも一番の環境は「コロナ前」の状態です。
満席の客席で、マスクをつけることなく、笑って泣いて、同じ時間と空間を共有し、作品を楽しんでいただく。時間はまだかかりますが、そこに向けて着実に前進したいと、当企画では考えています。そこで、第二弾となる今公演では、「劇場+配信公演」を実施いたします。
客席稼働50%を基準に、お客様に安心して作品を楽しんでいただける環境を整えた上で劇場にご案内させていただきます。(客席稼働率については、安全対策を行なった上で適切な判断を適時行います)
そして、ご案内できなかったお客様、遠方のお客様に向けての、配信公演も同時にライブで実施いたします。
さらに、今公演ではもう一つのテーマを持ちました。それは、「他の地域の劇場の再開」です。
本多劇場グループを皮切りに、東京を中心に劇場再開は次々と始まっています。
これは本当に喜ばしいことです。これを、さらに外に広げていければと考えています。
北は北海道、南は北九州まで、その土地に根ざした演劇文化があります。
当企画で得た知識とノウハウを元に、各地の劇場再開の手助けが今公演でおこなえればと考え「DISTANCE-TOUR-」を実施することにいたしました。
具体的には、北九州・豊橋・札幌の3箇所で実施いたします。
安全対策においては、第一弾で大きな成果を挙げた「TOKYO THEATER LABO」の協力を得ながら今公演も進めて参ります。移動に大きなリスクがあるからこそ、最小人数でカンパニーが移動し、演劇を届けにいきます。今だからこそ、より必要性が増した「ツアー」の再開を、今公演で実施します。
演劇は復活しました、劇場は再開しました。もう、この火が消えることはそうそうないでしょう。
みんな我慢して、考えて、そしてようやく6月1日にこの火が灯りました。どんどん大きく、広げていければと思います。
ただ、安全第一であることは、今回も変わらずです。
お客様をどこまで案内できるか、そしてツアーにスタッフが移動できるかどうかは状況を冷静に見ながら、判断をしていきます。
お客様に、演劇を安心して楽しんでいただけるように。今回も「DISTANCE」は可能性をひろげ、つなげてまいります。
「DISTANCE」製作委員会