伝説のプロレスラーのキラー・カンが、ニッポン放送「春風亭昇太と乾貴美子のラジオビバリー昼ズ」に出演し、ファンの間でも有名な、アンドレ・ザ・ジャイアントとの試合を語った。
メキシコに渡った時に“キラー・カン”と名乗っていたカン。現地のスタッフに「日本人は要らない。モンゴル人が欲しい」と指示され、モンゴル人プロレスラーとして活動していたという。
また、大のプロレスファンで、カンが大好きだった話す昇太。特に印象に残った試合については、“人間山脈”の異名を持つプロレスラーのアンドレ・ザ・ジャイアントとの一戦を挙げた。
「足首を折った」という強烈なエピソードが残る試合だが、この一戦についてカンは「あれ、アクシデントなんです。トップロープから飛び降りて、ホントは胸に当たるつもりだったんだけど、アンドレが立ち上がって、足首に当たったんですよ。骨折と言われてたんですが、本当はヒビが入っただけだったんです」と、解説した。
その後、アンドレが激怒しているんじゃないかと心配したと話すカン。そこで、当時の舞台裏エピソードを明かした。
カン: アンドレがラジオのインタビューで、「あの野郎、次会ったらぶっ飛ばしてやる」と言っていて、家族は「やめさせよう」と慌てたんですけど、僕は分かってますから。「アンドレは、さすがプロだな」と思いましたね。
昇太: アンドレとはその後どうなったんですか?
カン: アンドレに謝りに行った時に、大笑いしながら「こんなの大丈夫だよ。治ったら俺たちで客席満員にしような」と言ってましたね。やっぱりアンドレとやった試合はどこに行っても満員でしたね。
アンドレの、マットの外での演出に感動したというカン。このエピソードを受けて、昇太は「いや~プロですよ。お互い何となくわかってるんですよね」と、2人のプロ意識に感心していた。
(ニッポン放送「春風亭昇太と乾貴美子のラジオビバリー昼ズ」7月15日放送分より)
番組情報
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