キャスターの辛坊治郎が11月26日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演。中国の王毅国務委員兼外相の尖閣諸島に関する領有権主張発言を受け、解説した。
辛坊)夕刊フジの一面です。
『尖閣問題で“妄言連発”の中国外相に怒りの鉄槌下せ!』
~『夕刊フジ』2020年11月26日記事 より
辛坊)なぜ尖閣諸島が日本領かという詳細な歴史が書いてあって、ぜひお読みいただきたいなと思います。簡単に読むとですね、
福岡の商人、古賀辰四郎氏が1884(明治17)年、探検隊を派遣し、尖閣諸島を発見した。その後、日本政府が他の国の支配が及ぶ痕跡がないことを慎重に検討したうえで、95(同28)年1月に国際法上正当な手段で日本の領土に編入された。
~『夕刊フジ』2020年11月26日記事 より
辛坊)このあたり、たぶん中国の主張としては、「日清戦争で中国が負けた年だろ」みたいなこと言うんでしょうね。
日本の民間人が移住してからは、かつお節工場や羽毛の採集などが発展し、一時200人以上の住人が暮らし、税の徴収も行われていた。
1951(昭和26)年のサンフランシスコ平和条約でも「沖縄の一部」として米国の施政下におかれ、72(同47)年の沖縄返還協定でも一貫して日本の領土であり続けている。
~『夕刊フジ』2020年11月26日記事 より
辛坊)改めてこういう歴史を見ると、連日尖閣の日本の領海に中国の船が入ってくるというのは、これまあ自民党政権も歴代問題なんですけれども、特に民主党政権のときには、日本の自衛隊の船とかは中国の船が現れてもとにかく中国の船から見えないようなところに位置していろという指令が出てたっていうひどい話がありますけども。
辛坊)ただ、日本が実効支配をしているというのだけど、現状誰か住んでるわけでもなし、実はその領海内に常に日本の船が入ってるわけでもないんですね、これ。海上保安庁の船ですら、中国の船が入ろうとしたらその中国の船よりも、尖閣の内側に地面に近いところに割り込めっていうそういう指令ですから、そうすると中国の船が入ってこようとしない限り日本の船がそこに領海内にいるわけでもないっていう状況で、こういう状況がいつまでも続いてるとねそのうち……ということもありうるよなと、この夕刊フジ読んでるとつくづくわかりますけれども。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)