橋下徹が解説 アニメ『鬼滅の刃』に学ぶ?「キャラクターと著作権」
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キャスターの辛坊治郎氏が2月15日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ゲストの元大阪市長・橋下徹とともに、年内の新シリーズ放送が発表された人気テレビアニメ『鬼滅の刃』についてコメントした。
人気テレビアニメ『鬼滅の刃』の新シリーズの放送が年内に開始することが2月14日発表された。映画で描かれた無限列車での任務を終えた主人公の次なる任務を描く。
辛坊)『鬼滅の刃』はびくともしないよね。まだブームは去っていないし、今回のバレンタインデーでも『鬼滅の刃』関連の缶に入ったクッキーなどもいろいろな人からもらったりしますから、まだブームは続いているのだなと思うけれども。
橋下)維新の尼崎かどこかの市議会議員がポスターを『鬼滅』のデザインにして怒られて、ただ『鬼滅』そのものではなく、雰囲気を『鬼滅』っぽくしたのですかね。
辛坊)だって主人公が着ている、黒と緑の市松模様なんて昔からある柄だから。家の中をひっくり返したら似たような生地がいくらでも出てくるので。
橋下)あそこは著作権の対象じゃないですし、雰囲気だけだとそうなのですが、ただあまりよろしくない。
辛坊)そうか、弁護士だからどこまでが著作権侵害になるかという話があるわけですね。
橋下)これは大論点で、キャラクターに著作権があるかどうかというのは大論点なのです。
辛坊)キャラクターに著作権がないという説もあるのですか。
橋下)もともとないのです。だから絵をそのまま使ったらアウトですよ。でも絵じゃなくて雰囲気とかね。『ドラえもん』のこの絵を使ったらアウトだけども、それを使って何か雰囲気とかそういうことをやると、それはどうなんだと、大論点で昔からあったのですよ。「キャラクターと著作権」という。
辛坊)いろいろな(作品の)タイトルに著作権はないという話は有名ですよね。
橋下)タイトルも、でも一般名称ではなく商標登録するような場合にはありになってくるし、そこはちょっといろいろと微妙なのです。ただ維新のあのポスターは取り下げたのかな。そこに吉村さん写真も貼り付けてあったらしいので。