7月16日(金)深夜、お笑いコンビ・三四郎の小宮浩信と相田周二がパーソナリティを務めるラジオ番組「三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週金曜27時~)が放送。小宮が、昔から大好きだったというピン芸人・ハリウッドザコシショウについて語った。
先日の新潟での営業で、ハリウッドザコシショウと初めて営業で一緒になったという。小宮は昔からハリウッドザコシショウのことが好きで、素人時代からライブを何度も見てきたが、彼が営業でどんなネタを披露しているか見たことがなかったと語る。
小宮:昔から僕はハリウッドザコシショウが本当に好きで、素人時代からライブとかも行ったりしていたから。
相田:うん。
小宮:5年ぐらい前、誰かから『ハリウッドザコシショウはすごいよ。営業でもニーズとかお客さんとか関係なく、自分のやりたいことをやる』って話を聞いたことがあったの。で、その時はお笑い芸人のアキラ100%の“誇張モノマネ”をして、おぼんをひっくり返したら、段ボールで作った股間が出ちゃっている……っていうのをやっていたと。
相田:それは(お客さんに)寄せなさすぎだよ(笑)
小宮:その時のお客さんは、涙を流して笑っていた人もいれば、無表情の人もいたそうで。それはそうでしょうと。
相田:ああ~、確かに。
小宮:僕は楽屋でハリウッドザコシショウに、『今日はどういうネタをやるんですか? おぼんとか、やるんですか?』って聞いたら、『あれはやれないよ。こんなご時世だから、時代が変わってきて、やれるやつとやれないやつが出てきたからな』とか言って。ザコシショウでも時代に合わせてやるんだと思って。
相田:なるほど。
小宮:『ザコシショウ的にもビビったりするんですか?』、『ビビったりっていうか、過去にもあったんだよ。俺のアイテムとかを展示する個展に来た人に、俺が発言したことで、“警察を呼びますよ”って言われちゃって。個展に来るってことはファンだぞ? 俺、ビックリして!』って。
相田:ははははは(笑)
小宮:だから、時代が変わってできなくなったと。ちょっと、残念だなと思って。でもその営業のネタを見ていたら、『シュー、シュー……』って。股間から何かが出ている、上に風船みたいなものが出ているジェスチャーをしていて。
相田:はいはい。
小宮:シショウが『これね、ションベンですよ。ゴース、ゴース!』って言って。これ、これ~! と思ってね。
相田:(笑)
小宮:ぜんぜん変わってないじゃないですか、っていうね。それから、“キンタロー。”とか、古畑任三郎とかザキヤマさんの誇張モノマネもして、めちゃくちゃウケていて僕もめちゃくちゃ笑っていたんだけど、『おやおや?』と思って。ザコシショウのネタって全体的にはウケないはずなのよ。
相田:そうだな~。
小宮:だけど、大人から子供まで、ご老人にもウケていたわけ。
相田:(笑)
小宮:意味がわかってないでしょ!? っていうネタでもウケていたわけ。嫉妬じゃないけど、僕はお笑いをめちゃくちゃ浴びてきたからこそ、お笑いを見過ぎたからこそ面白く思える。一刀流じゃ物足りなくて、二刀流になった剣豪・宮本武蔵ですね。(ザコシショウは)もう、刀がなくなることがいいわけですよ。
相田:確かに。
小宮:お笑い的に、ザコシショウはその域なんですよ。刀がないんですよ、ザコシショウって。なんなら、モノマネ、似てないんですもん。原形とまったく違うんだから。みんなもお笑いは好きだと思うけど。
相田:そんなに大爆笑するほどではないと。こっちは笑うけども。
小宮:ザコシショウもテレビとかに出続けて、みんなを分からせちゃったんだな、とか思ったら、僕はちょっと悲しくなって。なんで、悲しくなるか、わからないんですけどね。称えるべきだし、僕も一緒に喜ぶべきだけど。楽屋に帰ってちょっとヘコんだ。
もはや“剣を持たない宮本武蔵”と表現して、ハリウッドザコシショウの面白さを熱弁した小宮。現在、幅広い層から人気を獲得しているハリウッドザコシショウを見て、うれしい反面、昔からのファンとしては悲しい気持ちもあると語った。
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